※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2022年西日本学生秋季リーグ戦最終日は5月15日、大阪・堺市金岡公園体育館で行われ、徳山大から大学名が変更され公立大として生まれ変わった周南公立大が近大との優勝決定戦に4-3で勝利。大学名が変わってから初、通算で2季連続20度目の優勝を達成した。公立大の優勝は、東西のリーグ戦を通じて初めて。
予選A組の周南公立大は、予選リーグで大体大、中京学院大、立命館大を連破し、B組1位の近大との優勝決定戦に臨んだ。チームスコア3-1から3-3に追い上げられたものの、最後の70kg級で昨年の全日本学生選手権2位の永松麗主将が勝利。チームを支えるべき選手の貴重な勝利で連覇を達成した。
近大は2017年春季以来の優勝決定戦進出を果たし、前季の覇者を追い詰めたものの、わずかに及ばず、1997年春季以来の優勝はならなかった。
3位決定戦は日本文理大が立命館大を破った。昨季二部リーグを制し、37年ぶりに一部リーグでの闘いとなった大体大は、予選グループで中京学院大を破り、5・6位決定戦で九州共立大を破り、5位に入った。
二部リーグは関大が4戦全勝で優勝。来季は中京学院大と入れ替わって一部リーグで闘う。2位は帝塚山大、3位は天理大。
各試合結果は下記の通り。
一部星取表 | 一部成績(内訳) | 二部星取表 | 二部成績(内訳) | 順位・個人賞 |
《個人賞》
【八田杯(Ⅰ部最優秀選手)】永松麗(周南公立大)、【小田原杯(Ⅱ部最優秀選手)】岸田宝來(関大)、【松井杯(Ⅰ部敢闘賞)】小林雄泰(近大)、【井川杯(Ⅱ部敢闘賞)】松岡大誠(帝塚山大)
【順位決定戦】
▼決勝
周南公立大○[4-3]●近大
▼3位決定戦
日本文理大○[6-1]●立命館大
▼5・6位決定戦
大体大○[4-3]●九州共立大
▼7・8位決定戦
福岡大○[4-3]●中京学院大
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【予選Aグループ】
▼3回戦
周南公立大○[4-3]●立命館大、大体大○[4-3]●中京学院大
《順位》[1]周南公立大 3勝、[2]立命館大 2勝1敗、[3]大体大 1勝2敗、[4]中京学院大3敗
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【予選Bグループ】
▼3回戦
近大○[6-1]●福岡大、日本文理大○[5-2]●九州共立大
《順位》[1]近大 3勝、[2]日本文理大 1勝2敗(勝ち星10)、[3]九州共立大 1勝2敗(勝ち星8)、[4]福岡大 1勝2敗(勝ち星7)
▼4回戦=前日からの続き
同志社大○[4-3]●関学大、関大○[5-2]●天理大
▼5回戦
関学大○[不戦勝]●桃山学院大、帝塚山大○[4-3]●天理大、関大○[5-2]●同志社大
※桃山学院大は、新型コロナウィルス感染者が出たため出場辞退
《順位》[1]関大 4勝、[2]帝塚山大 3勝1敗、[3]天理大 2勝2敗、[4]同志社大 1勝3敗、[5]関学大 4敗