※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権最終日は10月10日、ノルウェー・オスロで男子グレコローマン3階級が行われ、東京オリンピックの67kg級を制したモハマド・レザ・アブドルハム・ゲラエイ(イラン)が同級決勝で、昨年の個人戦ワールドカップ優勝のナシール・アブデュラエフ(ロシア)を破って優勝。ダブル世界一を達成した。
今大会で東京オリンピックに続いて優勝したのは、男子フリースタイル97kg級のアブデュラシド・サデュラエフ(RWF)に続いて2人目。
イランからは、63kg級で4月のアジア選手権2位のメイサム・ダルカニも優勝。前日の重量2階級を含め4階級を制した。
87kg級は欧州チャンピオンで東京オリンピック3位のズラビ・ダツナシビリ(セルビア=元ジョージア)が勝った。
国別対抗得点は、ロシアがイランに及ばない1階級しか優勝できなかったものの、8階級でメダルを取る好成績で152点をマーク。イランの146点を押さえ、6大会連続優勝を達成した。3位は107点のアゼルバイジャンで、日本は54点で7位だった。
各階級のファイナル成績は下記の通り。
【63kg級】=21選手出場
▼決勝
Meysam DALKHANI(イラン)○[5-4]●Leri ABULADZE(ジョージア)
▼3位決定戦
清水賢亮(日本)○[Tフォール、2:47=10-1]●Erik TORBA(ハンガリー)
Lenur TEMIROV(ウクライナ)○[5-4]●Taleh MAMMADOV(アゼルバイジャン)
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【67kg級】=27選手出場
▼決勝
Mohammadreza GERAEI(イラン)○[5-2]●Nazir ABDULLAEV (RWF)
▼3位決定戦
Ramaz ZOIDZE(ジョージア)○[Tフォール、1:24=8-0]●Hasrat JAFAROV(アゼルバイジャン)
Almat KEBISPAYEV(カザフスタン)○[7-4]●Murat FIRAT(トルコ)
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【87kg級】=25選手出場
▼決勝
Zurabi DATUNASHVILI(セルビア)○[Tフォール、3:46=9-1]●Kiryl MASKEVICH(べラルーシ)
▼3位決定戦
Lasha GOBADZE(ジョージア)○[5-2]●Turpan BISULTANOV(デンマーク)
Arkadiusz KULYNYCZ(ポーランド)○[フォール、4:54=5-2]●Istvan TAKACS(ハンガリー)
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《国別対抗得点》
[1]RWF(ロシア・レスリング連盟)152点、[2]イラン 146点、[3]アゼルバイジャン 107点、[4]ジョージア 92点、[5]トルコ 66点、[6]ハンガリー 60点、[7]日本 54点、[8]アルメニア 49点