※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第6日は10月7日、男子グレコローマンがスタートし、4階級の準決勝までが行われ、55kg級の松井謙(日体大)が決勝進出を決めた。72kg級の井上智裕(FUJIOH)、77kg級の櫻庭功大(自衛隊)、82kg級の向井識起(自衛隊)は敗者復活戦に回れず試合を終えた。
松井は1回戦で地元ノルウェーの選手を破り、2回戦で2018年世界選手権3位のエクレム・オズターク(トルコ)を5-5のスコアで撃破。準々決勝で今年の欧州選手権3位のエルダニズ・アジズリ(アゼルバイジャン)を、6-0からのフォールで下した。決勝は今年の欧州王者のエミン・セフェルシャエフ(RWF=ロシア・レスリング連盟)と闘う。
井上は1回戦でブルガリア選手に4-4で惜敗。櫻庭はフィンランドとスウェーデンの選手を連破したが、3回戦で今年の欧州選手権9位のチムール・ベルディエウ(ベラルーシ)に黒星。向井は1回戦でチェコ選手を破ったものの、2回戦で今年のパンアメリカン王者のベンジャミン・プロビソール(米国)に1-2で敗れた。
各選手の成績は下記の通り。
【55kg級】松井謙(日体大) 16選手出場
決 勝 Sefershaev, Emin Narimanovitch(RWF)
準決勝 ○[フォール、3:55=10-1]Azizli Eldaniz(アゼルバイジャン)
準々決勝 ○[5-5]Ozturk, Ekrem(トルコ)
1回戦 ○[Tフォール、2:15=9-0]Lund, Snorre Harsem(ノルウェー)
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【72kg級】井上智裕(FUJIOH) 27選手出場
1回戦 ●[4-4]Dimitrov, Deyvid Tihomirov(ブルガリア)
※敗者復活戦に回れず
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【77kg級】櫻庭功大(自衛隊) 31選手出場
準々決勝 ●[Tフォール、3:28=3-15]Berdyieu, Tsimur(ベラルーシ)
2回戦 ○[7-6]Kourinnoi, Bogdan(スウェーデン)
1回戦 ○[Tフォール、4:52=9-0]Lipasti, Matias Olavi Iisakki(フィンランド)
※敗者復活戦に回れず
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【82kg級】向井識起(自衛隊) 27選手出場
2回戦 ●[1-2]Provisor, Benjamin Errol(米国)
1回戦 ○[5-3]Novak, Petr(チェコ)
※敗者復活戦に回れず