※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第5日は10月5日、ノルウェー・オスロで女子4階級がスタート。準決勝までが行われ、59kg級の花井瑛絵(至学館大)、68kg級の宮道りん(日体大)、72kg級の古市雅子(自衛隊)の3選手が決勝進出を決めた。宮道は2019年世界&東京オリンピック・チャンピオンのタミラ・メンサ・ストック(米国)にフォール勝ちの殊勲。57kg級の南條早映(至学館大)は3位決定戦に進む。
宮道は1回戦で欧州選手権3位のチェコ選手を破り、準々決勝でリトアニア選手にテクニカルフォール勝ち。準決勝でタミラ・メンサ・ストックと対戦し、開始早々にもつれながらいい体勢をつくり、エビ固めでフォールを奪った。決勝は東京オリンピック3位のメーリム・ジュマナザロワ(カザフスタン)と闘う。
花井はカザフスタンの選手を破ったあと、2019年世界選手権3位のショーブドール・バータルジャフ(モンゴル)を撃破。準決勝でパンアメリカン選手権優勝のネルソン・マヤ(米国)を4-1で破った。金メダルをかけて闘う相手は、2018年57kg級世界2位で今年の59kg級欧州チャンピオンのビリャナ・デュドバ(ブルガリア)。
古市はモンゴルとインドのアジア勢に連勝したあと、準決勝で2019年世界選手権68kg級3位のアンナ・カルメン・シェル(ドイツ)を6-2で下した。決勝では、2020年アジア選手権優勝のジャミラ・バクベルゲノワ(カザフスタン)と対戦する。
南條は初戦の2回戦を勝ったあと、準々決勝で東京オリンピック3位のエベリナ・ニコロバ(ブルガリア)にフォール勝ち。しかし、準決勝で同3位のヘレン・マルーリス(米国)に4-6で敗れ、3位決定戦で銅メダルを目指す。
各選手の成績は下記の通り。
【お断り】これまで、68kg級の米国選手を「タミラ・メンサストック」と表記してきましたが、「タミラ・メンサ・ストック」とします。
【57kg級】南條早映(至学館大) 17選手出場
3決戦 対戦相手未定
準決勝 ●[4-6]Maroulis, Helen Louise(米国)
準々決勝 ○[フォール、3:46=11-2]Nikolova, Evelina Georgieva(ブルガリア)
2回戦 ○[9-4]Valencia Escoto, Alma Jane(メキシコ)
1回戦 BYE
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【59kg級】花井瑛絵(至学館大) 17選手出場
決 勝 Dudova, Bilyana Zhivkova(ブルガリア)
準決勝 ○[4-1]Nelson, Maya Gabriella(米国)
準々決勝 ○[6-0]Baatarjav, Shoovdor(モンゴル)
2回戦 ○[9-4]Valencia Escoto, Alma Jane(メキシコ)
1回戦 BYE
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【68kg級】宮道りん(日体大) 15選手出場
決 勝 Zhumanazarova, Meerim(キルギス)
準決勝 ○[フォール、0:20=2-0]Stock, Tamyra Mariama Mensah(米国)
準々決勝 ○[Tフォール、0:59=10-0]Domikaityte, Danute(リトアニア)
1回戦 ○[12-5]Hanzlickova, Adela(チェコ)
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【72kg級】古市雅子(自衛隊) 14選手出場
決 勝 Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン)
準決勝 ○[6-2]Schell, Anna Carmen(ドイツ)
準々決勝 ○[Tフォール、3:51=10-0]Kakran, Divya(インド)
1回戦 ○[6-1]Enkh-Amar, Davaanasan(モンゴル)