※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第4日は10月5日、ノルウェー・オスロで男子フリースタイル2階級と女子2階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、男子フリースタイル97kg級決勝は東京オリンピック決勝と同じ顔合わせとなり、アブデュラシド・サデュラエフ(RWF=ロシア・レスリング連盟)がカイル・スナイダー(米国)を6-0で破り、東京に続いて王者に君臨した。
サデュラエフは2014・15年世界選手権と2016年リオデジャネイロ・オリンピックの86kg級を制し、97kg級に上げて2018・19年世界選手権、東京オリンピックと、通算7度目の世界一に輝いた。
同70kg級は、2019年世界選手権3位のマゴメドムラド・ガジエフ(ポーランド=元ロシア)が初の世界一に輝いた。
女子62kg級は、2019年世界チャンピオンで東京オリンピックは2位に終わったアイスルー・チニベコワ(キルギス)が勝ち、2度目の世界一へ。55kg級は櫻井つぐみ(育英大)が勝った。
男子フリースタイルは全日程が終了。国別対抗得点は、3階級を制したRWFが173点をマークして優勝した。2位は同じ3階級優勝の米国で168点。イランも3階級で勝ったが、162点で3位だった。日本は銅メダル1個で33点どまり。13位に終わった。
各階級のファイナルと男子フリースタイルの国別対抗得点は下記の通り。
【70kg級】=26選手出場
▼決勝
Magomedmurad GADZHIEV(ポーランド)○[2-1]●Ernazar AKMATALIEV(キルギス)
▼3位決定戦
Zurabi IAKOBISHVILI(ジョージア)○[4-3]●Turan BAYRAMOV(アゼルバイジャン)
Evgenii ZHERBAEV (RWF)○[6-0]●Arman ANDREASYAN(アルメニア)
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【97kg級】=22選手出場
▼決勝
Abdulrashid SADULAEV (RWF)○[6-0]●Kyle SNYDER(米国)
▼3位決定戦
Mahamed ZAKARIIEV(ウクライナ)○[9-3]●Aleksandr HUSHTYN(ベラルーシ)
Mojtaba GOLEIJ(イラン)○[Tフォール、4:16=10-0]●Batzul ULZIISAIKHAN(モンゴル)
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《国別対抗得点》
[1]RFW 173点、[2]米国 168点、[3]イラン 162点、[4]ジョージア 68点、[5]トルコ 58点、[6]モンゴル 56点、[7]ベラルーシ 45点、[8]アゼルバイジャン 42点、…[13]日本 33点
【55kg級】=14選手出場
▼決勝
櫻井つぐみ(日本)○[Tフォール、2:08=10-0]●Nina HEMMER(ドイツ)
▼3位決定戦
Jenna Rose BURKERT(米国)○[5-2]●Pinki PINKI(インド)
Oleksandra KHOMENETS(ウクライナ)○[10-8]●Olga KHOROSHAVTSEVA (RWF)
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【62kg級】=17選手出場
▼決勝
Aisuluu TYNYBEKOVA(キルギス)○[7-0]●Kayla MIRACLE(米国)
▼3位決定戦
Gantuya ENKHBAT(モンゴル)○[7-6]●Lais NUNES DE OLIVEIRA(ブラジル)
尾﨑野乃香(日本)○[Tフォール、5:15=12-0]●Ilona PROKOPEVNIUK(ウクライナ)