※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【オスロ(ノルウェー)】2021年世界選手権第3日は10月4日、ノルウェー・オスロで男子フリースタイル2階級と女子2階級がスタート。女子55kg級の櫻井つぐみ(育英大)が決勝進出を決め、同62kg級の尾﨑野乃香(慶大)と男子フリースタイル97kg級の石黒峻士(新日本プロレス職)は敗者復活戦に回る。同70kg級の基山仁太郎(日体大)は1回戦で姿を消した。
櫻井は1回戦で欧州ジュニア・チャンピオンのウクライナ選手を破り、2回戦で欧州選手権55kg級2位で東京オリンピック53kg級7位のロクサナ・マルテ・ザシナ(ポーランド)を撃破。準決勝は、55kg級で2019年世界3位、53kg級で東京オリンピックに出場したオルガ・ホロシャフツェワ(RWF=ロシア・レスリング連盟)を6-4で破り、今大会日本勢で初の決勝進出を決めた。
決勝は、53kg級で2020年個人戦ワールドカップ3位などの実績のあるニナ・ヘマー(ドイツ)と対戦する。
尾﨑は、初戦の2回戦で2019年世界選手権優勝のアイスルー・チニベコワ(キルギス)と対戦。4-0のリードを生かせず、4-6で黒星。チニベコワが決勝に進んだことで敗者復活戦に回り、銅メダルを目指す。欧州選手権3位のベロニカ・イワノワ(ベラルーシ)と対戦する。
石黒は1回戦で2018・19年世界&東京オリンピック王者のアブデュラシド・サデュラエフ(RWF)に敗れたが、敗者復活戦へ。3月の欧州予選で優勝して東京オリンピックに出場したアレクサンドル・フシティン(ベラルーシ)を相手に、上位進出を目指す。
基山は1回戦で今年の世界ジュニア選手権優勝のイラン選手に敗れ、敗者復活戦には回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。(撮影=布施鋼治)
【70kg級】基山仁太郎(日体大) 26選手出場
1回戦 ●[0-8]Elahi, Erfan Mohammad(イラン)
※敗者復活戦に回れず
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【97kg級】石黒峻士(新日本プロレス職) 22選手出場
敗復戦 Hushtyn, Aleksandr(ベラルーシ)
2回戦 ●[Tフォール、1:45=0-10]Sadulaev, Abdulrashid(RWF=ロシア・レスリング連盟)
1回戦 BYE
【55kg級】櫻井つぐみ(育英大) 14選手出場
決 勝 Hemmer, Nina(ドイツ)
準決勝 ○[6-2]Khoroshavtseva, Olga(RWF)
準々決勝 ○[3-0]Zasina, Roksana Mart(ポーランド)
1回戦 ○[10-4]Khomenets, Aleksandra(ウクライナ)
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【62kg級】尾﨑野乃香(慶大) 17選手出場
敗復戦 Ivanova, Veronika(ベラルーシ)
2回戦 ●[4-6]Tynybekova, Aisuluu (キルギス)
1回戦 BYE