※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2021年東京オリンピック第4日は8月4日、千葉・幕張メッセで男女3階級がスタート。女子57kg級の川井梨紗子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ)が決勝進出を決めた。男子フリースタイル57kg級の高橋侑希(山梨学院大職)と同86kg級の高谷惣亮(ALSOK)は上位進出ならなかった。
川井は1回戦でギニアの選手に8-2で手堅く勝ち、2回戦でアジア予選1位のホノゴルズル・ボルドサイハン(モンゴル)を7-0で下した。準決勝は2016年リオデジャネイロ・オリンピック53kg級優勝のヘレン・マル―リス(米国)と対戦。お互いにテクニカルポイントはなく、アクティブタイムによるポイントのみとなったが、川井が2-1で勝利。2連覇まであと1勝とした。
2019年世界選手権3位・2021年欧州選手権優勝のイリナ・クラチキナ(ベラルーシ)と闘う。選手は違うものの、2016年リオデジャネイロ大会63kg級決勝と同じくべラルーシ選手が相手となった。
高橋は1回戦で第1シードのステバン・ミチッチ(セルビア)を破ったものの、2回戦で2019年世界選手権3位のヌリスラム・サナエフ(カザフスタン=元ロシア)に4-4のスコアながら、ビッグポイントの差で惜敗。サナエフが準決勝で敗れ、敗者復活戦の道はなかった。
高谷は、1回戦で2020年個人戦ワールドカップ3位のオスマン・ゴエーン(トルコ)に2-2のスコアで、やはりビッグポイントの差で黒星。ゴエーンは決勝に進めず、敗者復活戦に進むことができなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【57kg級】川井梨紗子(サントリーグループ・ジャパンビバレッジ) 16選手出場
決 勝 Kurachkina, Irina(ベラルーシ)=5日に実施
準決勝 ○[2-1]Maroulis, Helen Louise(米国)
2回戦 ○[7-0]Boldsaikhan, Khonogorzul(モンゴル)
1回戦 ○[8-2]Camara, Fatoumata Yarie(ギニア)
【57kg級】高橋侑希(山梨学院大職) 8位=16選手出場
2回戦 ●[4-4]Sanayev, Nurislam(カザフスタン)
1回戦 ○[7-0]Micic, Stevan Andria(セルビア)
※敗者復活戦に回れず
【86kg級】高谷惣亮(ALSOK) 10位=16選手出場
1回戦 ●[2-2]Goecen, Osman(トルコ)
※敗者復活戦に回れず