※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《テレビ放映予定》NHK Eテレ=12:00~13:30 / NHK総合・NHK BS4K=18:10~22:30
強豪が固まった。オリンピック2連覇を目指す土性沙羅(東新住建)と2019年世界チャンピオンのタミラ・メンサストック(米国)が1回戦で激突。すぐ隣のブロックでは、2018年アジア大会優勝でアジア予選を1位で勝ち上がったゾウ・フェン(周鳳=中国)と2018年U23世界選手権優勝のユダリス・サンチェス・ロドリゲス(キューバ)が激突する。
この4者の闘いを勝ち抜いた選手が優勝に近づくと考えられるが、この激戦の中での体力の消耗はどうか。決勝に進んでも、反対ブロックの選手が肉体的には有利ではないか、という状況。
屋比久翔平(ALSOK)は、1回戦で今年のアジア選手権3位のデメウ・ザドラエフ(カザフスタン)と闘う。勝つと、2019年世界選手権優勝のタマス・ロエリンツ(ハンガリー)との対戦が濃厚。初戦を勝ち抜いて世界王者へ挑みたいところ。
2017年世界選手権2位(98kg級)で、2018・19年を制した第1シードのムサ・エブロエフ(ロシア)と、オリンピック2連覇を目指す第2シードのアルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)が反対ブロック。2019年世界選手権決勝は、アレクサニャンの負傷で闘わずしてエブロエフの勝利。今度は闘ったうえでの決着がつくか。