2021年東京オリンピック代表/男子フリースタイル57kg級・高橋侑希(山梨学院大職)

男子フリースタイル57kg級・高橋侑希(たかはし・ゆうき)

《JWFデータベース》 《UWWデータベース》 《国際大会成績》

【生年月日(年齢)・出身地】1993年11月29日生まれ(27歳)、三重県
 
【出身クラブ・出身校】三重・桑名クラブ出身。三重・いなべ総合学園高~山梨学院大卒。

【所属】山梨学院大職

【身長】159cm

【成績】中学時代に2度の全国王者へ。三重・いなべ総合学園高時代の2009年にインターハイ55kg級で優勝し、史上5人目の1年生王者へ。2010年もインターハイ55kg級を制し、ユース・オリンピック54kg級で優勝。2011年には史上3人目のインターハイ3年連続優勝を達成した。

 山梨学院大では、2012年に55kg級で国体で優勝し、全日本大学選手権で1年生王者へ。アジア・ジュニア選手権では2位。2013年は学生の2大会で優勝を逃したが、国体で優勝。全日本選手権は3位。

代表決定プレーオフで勝った直後、妻に電話した高橋侑希=撮影・保高幸子

 2014年に57kg級(以下、同じ)で世界選手権へ初出場し5位に入賞。2015年も全日本選抜選手権とプレーオフを制して世界選手権の代表へ。同年の全日本選手権で上位入賞を逃し、リオデジャネイロ・オリンピックの道を断たれた。

 2017年にアジア選手権で勝ち、世界選手権でも優勝。日本の男子フリースタイルでは36年ぶりの世界チャンピオンに輝いた。2018年はアジア大会、世界選手権とも3位へ。2019年アジア選手権も3位に終わり、世界選手権ではインド選手に敗れて5位入賞を逃し、オリンピック出場枠を逃した。

 2019年全日本選手権は決勝で樋口黎に敗れて2位。オリンピックへの道が消えかかったが、2021年4月のアジア予選で樋口黎が出場枠獲得を逃し、世界最終予選に出場。優勝して出場枠を手にし、その後の樋口とのプレーオフに勝ってオリンピック出場を決めた。