2021.04.14

【記録】塩谷優(拓大)が19歳でアジア王者へ、グレコローマンでは日本初

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 

アジア選手権決勝のマットに向かう塩谷優(拓大)=撮影・保高幸子(UWW)

 2021年アジア選手権の男子グレコローマン55kg級で塩谷優(拓大2年)が優勝。「19歳5ヶ月17日」でアジア王者に輝いた。これは、1982年アジア大会・男子フリースタイル48kg級の小林孝至が「19歳6ヶ月13日」で優勝した日本男子の最年少優勝記録を上回る最年少アジア・チャンピオン(学年は、小林が大学1年生で最年少)。

 日本では、グレコローマンに取り組む年齢が遅いこともあり、これまで最年少だった2017年の文田健一郎(日体大)でも、大学4年生だった。大学2年生でのグレコローマン・アジア王者の誕生は、新時代の訪れと言えよう。

 日本の男子グレコローマン選手の年少アジア王者は下記の通り。


日本男子グレコローマン/アジア王者の年少選手

No. 年 齢 選手名 所 属 大  会 階 級
1 19歳5ヶ月 塩谷 優 拓 大 2021年 アジア選手権 55kg級
2 21歳4ヶ月 文田健一郎 日体大 2017年 アジア選手権 59kg級
3 21歳7ヶ月 藤田徳明 日体大 1962年 アジア大会 63kg級
4 22歳1ヶ月 菅 太一 日 大 2001年 アジア選手権 76kg級
5 22歳7ヶ月 市口政光 富士商会 1962年 アジア大会 57kg級
6 23歳0ヶ月 佐々木洋一 明 大 1962年 アジア大会 70kg級
7 24歳1ヶ月 太田 忍 ALSOK 2018年 アジア選手権 60kg級
8 24歳2ヶ月 文田健一郎 ミキハウス 2020年 アジア選手権 60kg級
9 24歳6ヶ月0日 松本慎吾 一宮運輸 2002年 アジア大会 84kg級
10 24歳6ヶ月2日 近藤 務 自衛隊 1989年 アジア選手権 100kg級