※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2021年4月7日、カザフスタン・アルマトイ / 取材・撮影=布施鋼治)
■67㎏級・高橋昭五(神明精肉店)「よく『ぜひオリンピックに出てくれ』と言われ、期待を感じる。自分自身のためであるけど、松本監督をはじめ、いろいろなコーチ陣、湯元(健一)先生だったり、松本隆太郎コーチだったりなど『頑張れ』と言ってくれる人たちの期待にこたえたい。それが一番です。
マークする相手はイランと韓国。あとは地元のカザフスタンから誰が出てくるか。明日になったら分かる。時間は少ないけど、(分かったら)試合映像を見て、しっかり研究したい。減量も時差も大丈夫。(新たな所属先は両親が経営する店で)親にはすごく迷惑をかけているので、出場枠を取って恩返ししたい」
■77㎏級 屋比久翔平(ALSOK)「体重はいい感じで落ちている。練習が終った時点であと1㎏。体調もメチャクチャいい。調整もうまくいっています。やることをやって自分の力を出せば、おのずと結果もついてくると思っている。期待してください」
■87㎏級 角雅人(自衛隊)「仕上がり具合は完璧。今までやってきたことはいっぱいあるけど、全部自分の身体にしみこんでいると信じたい。何も考えずに無心で闘えば勝てる。(練習中、両手に軍手をしていたことについて)温かいからです。減量するため。色も自衛隊カラーのカーキ色でいい感じじゃないですかね」
■97㎏級・奈良勇太(警視庁)「守るところをしっかり守り、返すところは返す。スタンドでは投げが得意なので、出してきたい。(この日の練習では豪快ながぶり返しを連発)より集中し、しっかりとかけ切る練習を日本にいるときからしてきた。(決戦の)前日も調整はできると思うので、ちゃんと返し切る練習が重要と思って続けます」
■130㎏級・園田新(ALSOK)「みんなが思っている通り、厳しい闘いになるとは思う。でも、思い切ってやりたい。前回(リオデジャネイロ大会)の予選の時には、緊張しすぎて勝負から逃げたような試合になってしまった。今回は自分の気持ちが出ているような試合をしたい。失敗を恐れず、後悔が残らぬよう思い切り闘いたい」