※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
1964年東京オリンピックの体操女子総合で銅メダルを取り、全日本女子レスリング連盟の初代会長を務めた小野清子さんが3月13日、新型コロナウィルス感染のため死去された。85歳。かつての所属だった自由民主党が発表した。
小野さんは1月中旬に転倒して骨折し、入院して治療を受けている最中に新型コロナウィルスに感染。一度は回復したものの、容態が悪化したという。葬儀は近親者のみで行われた。
ママさんアスリートの先駆けであり、1987年に日本レスリング協会の組織普及委員会から女子部が独立して全日本女子レスリング連盟が発足した際、会長に就任。2012年度まで約25年に渡って女子レスリングの発展を見守った。
日本に女子レスリングを立ち上げた福田富昭会長は「長きに渡り全日本女子レスリング連盟の会長としてご尽力いただき、女子レスリングの応援をしていただきました。心よりお悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました」とコメント。
来月10日(土)~11日(日)に東京・駒沢体育館で行われるジュニアクイーンズカップで、黙とうや追悼セレモニーを検討しているという。