※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
東京オリンピックへの関門、アジア予選(4月9~11日、カザフスタン・アルマトイ)と世界最終予選(5月6~9日、ブルガリア・ソフィア)、代表権獲得にはからまないがオリンピックの前哨戦となるアジア選手権(4月13~18日、カザフスタン・アルマトイ)の大会スケジュールが明らかになった。
アジア予選は、中国・西安で予定されていたときと順序が逆となり、男子グレコローマン、女子、男子フリースタイルの順で実施される。1日で1回戦から決勝までを実施。出場枠は各階級の上位2選手に与えられるので、各日午後1時からの準決勝を勝ち抜いた段階で決まる。日本とカザフスタンの時差は3時間。日本の午後4~5時に出場権獲得が判明する。
世界最終予選は当初の予定通りで、男子フリースタイル、女子、男子グレコローマンの順。2日かけて1回戦から決勝を実施するが、こちらも上位2選手が出場権獲得。各スタイル初日の午後7時から行われる準決勝を勝ち抜いた段階で決まる。日本とブルガリアの時差は7時間で、日本時間の翌日午前2~3時に出場権獲得が決定する。
ただし、決勝進出を決めながら翌朝の計量をパスしなかった場合、順位につくことはできないので、厳密には翌日午前8時30分(日本時間午後3時30分)すぎとなる。収容人員1万2373人のアルメーツ・アリーナで行われる。
両大会とも大会初日の前日に3スタイルの抽選を実施する。上位2選手にドーピング違反があった場合のため、敗者復活戦と3位決定戦も行う。
アジア選手権は男子グレコローマン、女子、男子フリースタイルの順。オリンピックのランキングとも無関係だが、新型コロナウィルスのため昨年の大会を欠場した中国、北朝鮮、トルクメニスタンのみ、ランキング・ポイントが加わる。
現在、カザフスタンへは政府の入国許可を得た者のみがPCR検査陰性証明書の提出などの条件のもとで渡航できる。日本に帰国する場合は、日本到着時に検査が実施され、結果が出るまで空港内の指定された施設等で待機。その後、公共交通機関を使用せず帰宅することが義務づけられ、自宅等において14日間の待機が必要。
ブルガリアはPCR検査陰性証明書の提出などの条件のもとで入国でき、カザフスタンに比べると規制はゆるやかだが、帰国時は、カザフスタンの場合と同様の手続きが必要となる(注=いずれも2月14日時点での規則)。
4月8日(木) 全スタイル抽選
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9日(金) 男子グレコローマン全6階級
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10日(土) 女子全6階級
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11日(日) 男子フリースタイル全6階級
5月5日(水)3スタイル抽選
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6日(木)男子フリースタイル全6階級(1回戦~準決勝)
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7日(金)前日実施階級の敗者復活戦/ファイナル
女子全6階級(1回戦~準決勝)
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8日(土)前日実施階級の敗者復活戦/ファイナル
男子グレコローマン全6階級
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9日(日)前日実施階級の敗者復活戦/ファイナル
4月12日(月)男子グレコローマン全階級抽選
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13日(火)男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
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14日(水)同 60・67・72・82・97kg級
女子抽選
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15日(木)女子 50・55・59・68・76kg級
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16日(金)同 53・57・62・65・72kg級
男子フリースタイル抽選
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17日(土)男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
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18日(日)同 61・74・86・92・125kg級