※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)の2021年初の国際大会、「アンリ・デグラナ国際大会」は1月15日、フランス・ニースで女子6階級が行われ、昨年3月以来、約10ヶ月ぶりの国際大会出場となる米国が、オリンピック2連覇を目指す57kg級のヘレン・マル―リスが勝つなど4階級で優勝、3選手が銀メダル、1選手が銅メダルを取った。
マルーリスは、初戦から準決勝まで3試合連続でテクニカルフォール勝ち。決勝は今年2月の欧州選手権5位のローラ・メルテンズ(ドイツ)を4-1で下した。3月の東京オリンピック・パンアメリカン予選は決勝を負傷棄権しているので、国際大会の優勝は2017年世界選手権(フランス)以来。
米国は68kg級で世界チャンピオンのタミラ・エンサストックのほか、50kg級で2018年世界選手権53kg級2位のサラ・ヒルデブラント、62kg級で2019年パンアメリカン大会優勝のカイラ・コリーン・ミラクルも優勝。62kg級と68kg級は米国選手同士の決勝だった。
53kg級は2019年欧州大会優勝のソフィア・マットソン(スウェーデン)、76kg級は2019年欧州選手権2位のマルチナ・クエンツ(オーストリア)が勝った。
各階級の成績は下記の通り(※はオリンピック出場権を獲得済み)
【50kg級】
[1]※Hildebrandt, Sarah Ann(米国)
[2] Demirhan, Evin(トルコ)
[3] Fearnside, Amy Ann(米国)
[3] Malmgren, Emma Jonna Denise(スウェーデン)
【53kg級】
[1] Mattsson, Sofia Magdalena(スウェーデン)
[2]※Winchester, Jaccara Gwenisha(米国)
[3] Hemmer, Nina(ドイツ)
[3] Rueda Flores, Marina(スペイン)
【57kg級】
[1]※Maroulis, Helen Louise(米国)
[2] Mertens, Laura(ドイツ)
[3] Lindborg, Sara Johanna(スウェーデン)
[3] Guen, Bediha(トルコ)
【62kg級】
[1]※Miracle, Kayla-Colleen Kiyoko(米国)
[2] Kilty, Macey Ellen(米国)
[3] Niemesch, Luisa Helga Gerda(ドイツ)
[3] Tkach, Yulia(ウクライナ)
【68kg級】
[1]※Mensah-Stock, Tamyra Mariama(米国)
[2] Molinari, Forrest Ann(米国)
[3] Vazquez, Luz Clara(アルゼンチン)
[3] Demir, Asli(トルコ)
【76kg級】
[1] Kuenz, Martina(オーストリア)
[2] Lecarpentier, Pauline Denise(フランス)
[3]※Mae, Epp(エストニア)
[3] Vescan, Cynthia Vanessa(フランス)