2020.01.18

87kg級で世界2位のビクトル・ロエリンツ（ハンガリー）が優勝…ランキング大会「マテオ・ペリコネ国際大会」（男子グレコローマン）

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

世界2位の実力を発揮したビクトル・ロエリンツ（ハンガリー）＝提供・ＵＷＷ

　世界レスリング連盟（UWW）のランキング大会「マテオ・ペリコネ国際大会」が1月15日にイタリア・ローマで開幕。15～16日に男子グレコローマンが行われ、87kg級で昨年の世界選手権2位のビクトル・ロエリンツ（ハンガリー）が、決勝で昨年のアジア選手権2位のスニル・クマール（インド）と対戦。2ー1で破って優勝し、2018年から始まったランキング大会で、出場した6大会すべてで優勝を続けている。

　ランキング・ポイントは16点が加わる見込みで56点へ。この階級の世界チャンピオンのザン・ベレニュク（ウクライナ）は出場しておらず、4点差に迫った。

　アジアから1ヶ国もオリンピック出場枠を取っていない67kg級は、2018年世界ジュニア選手権2位のマクムド・バクシロエフ（ウズベキスタン）が優勝し、中国、インドが上位を占めた。世界選手権の同級で5位だったモハメド・イブラヒム・エルサイェド（エジプト）は72kg級に出場して優勝。

　インドが77kg級と87kg級でメダルを獲得。3月末の東京オリンピック・アジア予選でも警戒すべき実力を見せている。

　各階級のメダル獲得選手は下記の通り。

オリンピック階級

※茶色はオリンピック出場枠を獲得している国

　【60kg級】
［1］Walihan, Sailike（中国）
［2］Bakhramov, Islomjon（ウズベキスタン）
［3］Tukhtaev, Firuz（ウズベキスタン）
　〃 Tuo, Erbatu（中国）
［5］Rana, Sachin（インド）
　〃 Kamal, Kerim Kazim（トルコ）

　【67kg級】
［1］Bakhshiloev, Makhmud（ウズベキスタン）
［2］Elsaid, Mohamed Abouhalim（エジプト）
［3］Palencia Puentes, Antony Javier（ベネズエラ）
　〃 Tian, Qiye（中国）
［5］Ashu（インド）
　〃 Marvice, Ruben（イタリア）

　【77kg級】
［1］Levai, Zoltan（ハンガリー）
［2］Basar, Yunus Emre（トルコ）
［3］Sajan, Sajan（インド）
　〃 Rivas Espinoza, Wuileixis de Jesus（ベネズエラ）
［5］Kus, Emrah（トルコ）
　〃 Perkins, RaVaughn Richard Ravelle（米国）

　【87kg級】
［1］Loerincz, Viktor（ハンガリー）
［2］Sunil, Kumar（インド）
［3］Avendano Rojas, Luis Eduardo（ベネズエラ）
　〃 Cengiz, Ali（トルコ）
［5］Martinez, Patrick Anthony（米国）
　〃 Rau, Josef Patrick（米国）

　【97kg級】
［1］Kakhelashvili, Nikoloz（イタリア）
［2］Baldauf, Felix（ノルウェー）
［3］Hancock G’Angelo, Tracy（米国）
　〃 Noumonvi, Melonin（フランス）
［5］Kuosmanen, Matti Elias（フィンランド）
　〃 Novikov, Semyon（ウクライナ）

　【130kg級】
［1］Mohamed, Abdellatif Mohamed Ahmed（エジプト）
［2］Perez Hellburg, Moises Salvador（ベネズエラ）
［3］Abdullaev, Muminjon（ウズベキスタン）
　〃 Meng, Lingzhe（中国）
［5］Marvik, Oscar（ノルウェー）
　〃 Coon, Adam Jacob（米国）