※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2019年U23世界選手権第4日は10月31日、ハンガリー・ブダペストで女子の新たな5階級がスタート、53kg級の奥野春菜(至学館大)、57kg級の南條早映(至学館大)、62kg級の稲垣柚香(愛知・至学館高)、65kg級の榎本美鈴(環太平洋大)の4選手が決勝進出を決め、72kg級の進藤芽伊(日体大)が3位決定戦に進む。
奥野は8月の世界ジュニア選手権決勝の相手のモンゴル選手ら3選手に対して無失点で勝ち抜いた。決勝はインドの若手選手が相手。南條はポイントを取られながらも3試合にテクニカルフォール勝ちして決勝へ。昨年2位で今年の世界ジュニア選手権2位のアリナ・アコビヤン(ウクライナ)と優勝をかけて闘う。
稲垣はシニアの欧州選手権2位のイタリア選手などを相手に3試合に勝利。決勝は今年のパンアメリカン大会優勝でシニア世界選手権8位のカイラ・コリーン・ミラクル(米国)と対戦。榎本は1回戦でシニア世界選手権2位のイリナ・コリアデンコ(ウクライナ)を破るなどして3試合を勝った。モンゴル選手と金メダルをかけて闘う。
進藤は初戦の2回戦を勝ったものの、準決勝で昨年3位、10月のテスト大会68kg級優勝のワン・シアオキアン(中国)に敗れた。3位決定戦で銅メダルをかける。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)
【53kg級】奥野春菜(至学館大) 15選手出場
決 勝 Gehlot, Pooja(インド)
準決勝 ○[4-0]Nandintsetseg, Anudari(モンゴル)
2回戦 ○[フォール、5:34=3-0]Taylor, Felicity Kay(米国)
1回戦 ○[Tフォール、4:08=10-0]Pichkovskaya, Katerina(ベラルーシ)
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【57kg級】南條早映(至学館大) 12選手出場
決 勝 Akobiyan, Alina(ウクライナ)
準決勝 ○[Tフォール、4:00=14-4]Taylor, Hannah Fay(カナダ)
2回戦 ○[フォール、3:27=15-4]Boldsaikhan, Khonogorzul(モンゴル)
1回戦 ○[フォール、2:10=8-2]Satylgan, Altynay(カザフスタン)
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【62kg級】稲垣柚香(愛知・至学館高) 16選手出場
決 勝 Miracle, Kayla-Colleen(米国)
準決勝 ○[Tフォール、4:43=13-2]Ringaci, Irina(モルドバ)
2回戦 ○[4-3]Ivanova, Veronika (ベラルーシ)
1回戦 ○[2-0]Campagna, Aurora(イタリア)
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【65kg級】榎本美鈴(環太平洋大) 12選手出場
決 勝 Ulziisaikhan, Purevsuren(モンゴル)
準決勝 ○[4-0]Incze, Kriszta Tunde(ルーマニア)
2回戦 ○[7-0]Nelson, Maya(米国)
1回戦 ○[6-4]Koliadenko, Irina(ウクライナ)
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【72kg級】進藤芽伊(日体大) 12選手出場
3決戦 Anghel, Alexandra NicoletaL(ルーマニア)
準決勝 ●[2-5]Wang, Xiaoqian(中国)
2回戦 ○[3-2]Alpyeva, Anastasia(ウクライナ)
1回戦 BYE