※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ミンスク(ベラルーシ)、取材・撮影=ウィリアム・メイ】世界レスリング連盟(UWW)の男子グレコローマンのランキング大会最終戦、オレグ・カラワエフ国際大会最終日は7月28日、ベラルス・ミンスクで5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝へ進んだ77kg級の屋比久翔平(ALSOK)は、2017年欧州選手権71kg級2位のパベル・リーアク(ベラルーシ)に敗れ、主要国際大会で初の優勝はならなかった。
屋比久は第1ピリオド、最初にパーテール・ポジションの防御となり、ローリング3回転を受けてしまって0-7とリードを許した。辛うじてこのピリオドは持ちこたえたが、第2ピリオド、胴タックルで4点を奪われ、4分27秒、0-11のテクニカルフォールで敗れた。
国際大会でのメダル獲得は昨年7月のベービ・エムレ&ハミト・カプラン国際大会(トルコ)の銅メダル以来。決勝進出は2014年ブラジル・カップと2017年スペイン・グランプリ(ともに優勝)に続く3度目。
3位決定戦に進んだ87kg級の鶴田峻大(自衛隊)は、同じく地元選手で2018年欧州ジュニア選手権3位のキリル・マスケビチ(ベラルーシ)と対戦し、0-8のテクニカルフォールで黒星。国際大会での初メダルはならなかった。
日本は「金1・銀1」だった。両選手の成績は下記の通り。
【77kg級】屋比久翔平(ALSOK) 2位=19選手出場
決 勝 ●[Tフォール、4:26=0-11]Liakh, Pavel(ベラルーシ)
(以下は前日に実施)
準決勝 ○[5-1]Zeinalov, Yasaf(ウクライナ)
3回戦 ○[3-3]Magomadov, Ibragim(カザフスタン)
2回戦 ○[6-3]Erkkola, Niko Olavi Oskari(フィンランド)
1回戦 ○[6-1]Sakhno, Anton(ベラルーシ)
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【87kg級】鶴田峻大(自衛隊) 5位=16選手出場
3決戦 ●[Tフォール、2:03=0-8]Maskevich, Kiril(ベラルーシ)
(以下は前日に実施)
準決勝 ●[Tフォール、2:19=0-9]Goektas, Dogan(トルコ)
2回戦 ○[7-1]Stankevicius, Eividas(リトアニア)
1回戦 ○[5-0]Adomaitis, Laimutis(リトアニア)