※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ミンスク(ベラルーシ)、取材・撮影=ウィリアム・メイ】世界レスリング連盟(UWW)の男子グレコローマンのランキング大会「オレグ・カラワエフ国際大会」は7月26日、ベラルーシ・ミンスクで開幕。5階級が行われ、63kg級に出場した太田忍(ALSOK)は準決勝までの3試合を勝ち抜いて決勝へ進出。2月のハンガリー・グランプリに続き、今年2度目のランキング大会優勝にあと1勝とした。
太田は1回戦で今年のU23欧州選手権ロシア代表のロマン・イワノフに46秒でテクニカルフォール勝ち。2回戦で6月の欧州大会出場、地元のイハル・ヅロズドニ(ベラルーシ)に3分47秒、やはりテクニカルフォールで勝った。
準決勝は、2017年世界選手権59kg決勝で文田健一郎に敗れて銀メダルのミラムベク・アイナグロフ(カザフスタン)と対戦。パーテール・ポジションの攻撃権を得た太田が返され、一時3-8とリードを許したものの、第2ピリオドに反撃。場外ポイントなどでペースをつくり、9-8と逆転勝ちした。
27日の決勝の相手は4月のアジア選手権60kg級優勝のイスロムジョン・バクラモフ(ウズベキスタン)と対戦する。
97kgの奈良勇太(警視庁)は、1回戦で3月のU23アジア選手権優勝のオルズハス・シルリバイ(カザフスタン)に2-1で逆転勝ち、しかし、2回戦で昨年のアジア大会銅メダリストのエルラン・イスカコフ(カザフスタン)に前半に5点を失い、そのまま試合終了。敗者復活戦に回れなかった。
各選手の試合結果は下記の通り。
※決勝は27日に実施
【63kg級】太田忍(ALSOK) 16選手出場
決 勝 Bakhramov, Islomjon(ウズベキスタン)
準決勝 ○[9-8]Ainagulov, Meirambek(カザフスタン)
2回戦 ○[Tフォール、3:47=9-0]Drozd, Igor (ベラルーシ)
1回戦 ○[Tフォール、0:46=10-0]Ivanov, Roman Aleksandrovich(ロシア)
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【97kg級】奈良勇太(警視庁) 20選手出場
2回戦 ●[0-5]Iskakov, Yerulan(カザフスタン)
1回戦 ○[2-1]Syrlybai, Olzhas(カザフスタン)
※敗者復活戦に回れず