※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
米国レスリング協会ウェブサイトによると、レスリング部のある大学が減少傾向にある米国で、ペンシルベニア州にあるロックヘブン大学が女子レスリング部をスタートさせることを発表した。来シーズン(今年秋開幕)から参加する予定。
同大学は男子で時に強豪選手を輩出している大学で、女子のヘッドコーチには2018年の全米大学(NCAA)選手権149ポンド(67.6kg)級2位のロニー・ペリー氏が就任するという。同大学のロバート・ピグナテーリョ学長は「女子を加えることは、ロックヘブン大学のスポーツの競技力を向上させることを意味する。将来、ハイレベルな女子選手が誕生してくれる可能性に興奮している」とコメントしている。
米国では現在、女子レスリング部のある大学は58大学あり、女子レスリングは急成長しているスポーツのひとつだという。ペンシルベニア州には、現在の男子の最強チーム、ペンシルベニア州立大があり、ロックヘブン大とは直線距離で約55km。同州立大は、今年3月のNCAA選手権では5階級で決勝に進み、3階級で優勝。大学対抗得点では2位のオハイオ州立大を大きく引き離して4年連続9度目の優勝を遂げている。