【6.13～16明治杯全日本選抜選手権・展望（27）】アジアV逸の向田真優（至学館大）が再起戦を飾れるか…女子53kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

2019年明治杯全日本選抜選手権（6月13～16日、東京・駒沢体育館）

《大会日程》 ／ 《2019年世界選手権大会、2020年東京オリンピックにおける選手選考基準》

女子53kg級・展望（6月15～16日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

アジア選手権V逸をエネルギーに変えられるか、向田真優（至学館大）

　全日本選手権を制した55kg級世界チャンピオンの向田真優（至学館大）、体調不良で全日本選手権を棄権したこの階級の世界チャンピオンの奥野春菜（至学館大）、全日本選手権決勝で向田と激戦を展開した入江ななみ（福井県スポーツ協会）が争う状況。

　三者の対戦成績からすれば、向田が圧倒的に有利。ただ、4月のアジア選手権で優勝を逃しており、どんな影響を及ぼすか。奥野は4月のジュニアクイーンズカップに勝って再起を飾った。

　全日本選手権3位の今井佑海（日大）と矢後佑華（警視庁）、U23世界選手権優勝の角谷萌々果（アイシン・エィ・ダブリュ）、昨年2位の宮原優（博報堂ＤＹスポーツ）らが優勝争いにからむか。

2018年全日本選手権 →クリック

　▼決勝
向田真優（至学館大）○［8-6］●入江ななみ（福井県スポーツ協会）

　▼3位決定戦
矢後佑華（警視庁）○［Ｔフォール、1:58=10-0］●小西桂（至学館大）
今井佑海（京都・海洋高）○［2-0］●角谷萌々果（アイシン・エィ・ダブリュ）

エントリー選手（11選手）

※この階級の2018年世界選手権代表と全日本選手権1～3位選手以外はアイウエオ順

奥野春菜

向田真優

入江ななみ

今井佑海

矢後佑華

角谷萌々果

宮原優

《2018年世界選手権優勝》
奥野 春菜（おくの・はるな＝至学館大）
1999年3月18日生まれ、20歳。三重県出身。三重・久居高卒。157cm。2019年ジュニアクイーンズカップ優勝

《2018年全日本選手権優勝》
向田 真優（むかいだ・まゆ＝至学館大）
1997年6月22日生まれ、21歳。三重県出身。JOCエリートアカデミー／東京・安部学院高卒。157cm。2019年アジア選手権2位

《2018年全日本選手権2位》
入江 ななみ（いりえ・ななみ＝福井県スポーツ協会）
1995年1月8日生まれ、24歳。福岡県出身。福岡・小倉商高～九州共立大卒。153cm。2018年国民体育大会優勝

《2018年全日本選手権3位》
今井 佑海（いまい・うみ＝日大）
2000年12月12日生まれ、18歳。京都府出身。京都・海洋高卒。158cm。2019年クリッパン女子国際大会優勝

《2018年全日本選手権3位》
矢後 佑華（やご・ゆうか＝警視庁）
1993年7月27日生まれ、25歳。千葉県出身。東京・安部学院高～日大卒。156cm。2018年全日本選手権3位

角谷 萌々果（かどや・ももか＝アイシン・エィ・ダブリュ）
1995年6月5日生まれ、24歳。三重県出身。愛知・至学館高～至学館大卒。161cm。2018年U23世界選手権優勝

田村 生吹（たむら・いぶき＝日体大）
2000年5月25日生まれ、19歳。京都府出身。京都・網野高卒。159cm。2018年全日本選抜選手権50kg級5位

堀 千咲（ほり・ちさき＝東洋大）
1998年11月10日生まれ、20歳。埼玉県出身。東京・安部学院高卒。158cm。2018年全日本女子オープン選手権2位

水口 瑠子（みずぐち・りこ＝日体大）
1998年12月8日生まれ、20歳。静岡県出身。静岡・伊豆総合高卒。157cm。2018年国民体育大会3位

宮原 優（みやはら・ゆう＝博報堂DYスポーツ）
1994年4月27日生まれ、25歳。富山県出身。JOCエリートアカデミー／東京・安部学院高～東洋大卒。160cm。2018年全日本選抜選手権2位

與那嶺 優里（よなみね・ゆうり＝釘宮整形外科リハビリクリニック）
1996年4月24日生まれ、23歳。沖縄県出身。東京・安部学院高～日本文理大卒。153cm。2018年全日本学生選手権2位