※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
各大陸選手権が終わった段階の世界レスリング連盟(UWW)のランキングの女子では、57kg級で世界選手権とアジア選手権を連覇した栄寧寧(中国)が96点をマークし、2位のビリャナ・ジフコバ・デュドバ(ブルガリア)に34点差をつけて1位を独走。9月の世界選手権(カザフスタン)までに2つのランキング大会を残しているものの、そこで見込まれる点数からして、世界選手権の第1シードをほぼ手中にした。
62kg級のタイベ・ムスタファ・ユセイン(ブルガリア)、65kg級のペトラ・オッリ(フィンランド)、68kg級のアラ・チェルカソワ(ウクライナ)の昨年の世界チャンピオンも、第1シードとなることが濃厚。
日本選手では、50kg級の須﨑優衣(早大)、55kg級の向田真優(至学館大)、59kg級の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)の世界チャンピオンが1位をキープしているが、階級が変わった場合は持ち越されない。階級変更を決めている向田と川井は、今年の世界選手権に出場することになっても、シード権は手にできない。
59kg級の4位にアジア選手権優勝の稲垣柚香(愛知・至学館高)が浮上したが、階級変更を示唆しており、新たな階級で世界選手権出場を決めても反映されない。
女子はこの後、5月24~25日のサッサリ国際大会(イタリア・サッサリ)と7月12~14日のヤシャ・ドク国際大会(トルコ・イスタンブール)の2大会が予定されている。日本の参加予定はない。
※50kg級のランキングに誤りがあるものと思われます。アジア選手権2位の孫楠亜(中国)が「43点」で3位に入るものと思われ、UWWに問い合わせ中です。
【50kg級】
[1]須﨑優衣(日本)60点
[2]Oksana LIVACH(ウクライナ)45点
[3]Mariya STADNIK(アゼルバイジャン)40点
[4]Kseniya STANKEVICH(ベラルーシ)34点
【53kg級】
[1]Sarah ann HILDEBRANDT(米国)86点
[2]奥野春菜(日本)60点
[3]Qianyu PANG(中国)55点
[4]Diana Mary Helen WEICKER(カナダ)41点
【55kg級】
[1]向田真優(日本)60点
[2]Zalina SIDAKOVA(ベラルーシ)60点
[3]Marina SEDNEVA(カザフスタン)28点
[4]Myong Suk JONG(北朝鮮)25点
【57kg級】
[1]Ningning RONG(中国)96点
[2]Bilyana Zhivkova DUDOVA(ブルガリア)62点
[3]Grace Jacob BULLEN(ノルウェー)58点
[4]Odunayo Folasade ADEKUOROYE(ナイジェリア)46点
【59kg級】
[1]川井梨紗子(日本)60点
[2]Elif jale YESILIRMAK(トルコ)56点
[3]Svetlana LIPATOVA(ロシア)50点
[4]稲垣柚香(日本)32点
【62kg級】
[1]Taybe Mustafa YUSEIN(ブルガリア)96点
[2]川井友香子(日本)58点
[3]Mallory Maxine VELTE(米国)43点
[4]Yuliia TKACH OSTAPCHUK(ウクライナ)43点
【65kg級】
[1]Petra maarit OLLI(フィンランド)88点
[2]Mariia KUZNETSOVA(ロシア)42点
[3]Danielle suzanne LAPPAGE(カナダ)40点
[4]Forrest ann MOLINARI(米国)40点
[7]源平彩南(日本)25点
【68kg級】
[1]Alla CHERKASOVA(ウクライナ)92点
[2]Tamyra Mariama MENSAH(米国)59点
[3]Battsetseg SORONZONBOLD(モンゴル)44点
[4]Feng ZHOU(中国)41点
【72kg級】
[1]Justina Renay DI STASIO(カナダ)58点
[2]Buse TOSUN(トルコ)49点
[3]Nasanburmaa OCHIRBAT(モンゴル)48点
[4]Samar Amer Ibrahim HAMZA(エジプト)43点
[8]鏡優翔(日本)30点
【76kg級】
[1]Adeline maria GRAY(米国)78点
[2]Yasemin ADAR(トルコ)76点
[3]皆川博恵(日本)57点
[4]Aline Focken(ドイツ)56点