※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子フリースタイルの2019年ワールドカップは3月16日、ロシア・ヤクーツクで開幕。各組の予選リーグ1・2回戦が行われ、A組の日本は初戦のトルコ戦を8勝2敗で勝ったが、2回戦のロシア戦を2勝8敗で落とし、1勝1敗となった。最終日の3回戦はキューバと対戦する。ロシアはキューバと日本に連勝して2戦全勝。最終日のトルコ戦に勝てば3戦全勝でA組1位となる。その場合、日本とキューバの勝者が2位となる。
日本は、トルコ戦では57kg級から3連勝して流れをつかみ、86kg級では同級の国際大会は初となる高谷惣亮(ALSOK)が昨年の世界選手権2位のファティ・エルディンにフォール勝ちするなどし、8選手が勝って圧勝した。ロシア戦では、57kg級の高橋侑希(ALSOK)と61kg級の藤田雄大(青山学院大)が勝って幸先いいスタートを切ったが、そのあとはロシアの層の厚さの前にに全敗。高谷も2017年世界選手権3位のウラジスラフ・ワリエフに4-6で敗れた。
B組はイランが米国を勝ち点の差で下すなど2連勝し、1位となっている。
各試合結果は下記の通り。(写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)
【A組】
▼1回戦
ロシア○[9-1]●キューバ、日本○[8-2]●トルコ
▼2回戦
ロシア○[8-2]●日本、キューバ○[6-3]●トルコ
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【B組】
▼1回戦
米国○[7-3]●ジョージア、イラン○[9-1]●モンゴル
▼2回戦
イラン○[5-5(勝ち点21-18)]●米国、モンゴル○[5-5(勝ち点21-20)]●ジョージア
【A組予選1回戦】日本○[8-2]●トルコ
階級 | 日本選手(所属) | 勝 敗 | ト ル コ | ||
57kg | 高橋侑希(ALSOK) | ○ | TF2:13= 13-2 | ● | Karaboga, Ali |
61kg | 藤田雄大(青山学院大) | ○ | 5-1 | ● | Aktas, Muenir Recep |
65kg | 高谷大地(自衛隊) | ○ | 不戦勝 | ● | Erdogan, Cengizhan |
70kg | 志賀晃次郎(拓大) | ● | 2-7 | ○ | Arslan, Serhat |
74kg | 三輪優翔(日体大) | ○ | 4-3 | ● | Kara, Nazim |
79kg | 阿部侑太(日体大) | ○ | 3-0 | ● | Ozmen, Abdulkadir |
86kg | 高谷惣亮(ALSOK) | ○ | F1:22=6-0 | ● | Erdin, Fatih |
92kg | 松本篤史(警視庁) | ○ | 2-1 | ● | Karadeniz, Suleyman |
97kg | 赤熊猶弥(自衛隊) | ○ | 6-3 | ● | Bonceoglu, Ali |
125kg | 荒木田進謙(atletic camp LION) | ● | 0-3 | ○ | Omac, Abdullah |
【A組予選2回戦】日本●[2-8]○ロシア
階級 | 日本選手(所属) | 勝 敗 | ロ シ ア | ||
57kg | 高橋侑希(ALSOK) | ○ | 2-1 | ● | Sadulaev, Muslim |
61kg | 藤田雄大(青山学院大) | ○ | 2-2 | ● | Abakarov, Zelimkhan |
65kg | 高谷大地(自衛隊) | ● | TF1:29=11-0 | ○ | Rashidov, Gadshimurad |
70kg | 志賀晃次郎(拓大) | ● | TF4:33=11-0 | ○ | Zakuev, Anzor |
74kg | 三輪優翔(日体大) | ● | TF4:14=11-0 | ○ | Bizhoev, Timur |
79kg | 阿部侑太(日体大) | ● | TF2:19=10-0 | ○ | Ramazanov, Magomed |
86kg | 高谷惣亮(ALSOK) | ● | 4-6 | ○ | Valiev, Vladislav |
92kg | 松本篤史(警視庁) | ● | TF4:18=10-0 | ○ | Zhabrailov, Alikhan |
97kg | 赤熊猶弥(自衛隊) | ● | 2-6 | ○ | Baitsaev, Vladislav |
125kg | 金澤勝利(自衛隊) | ● | TF2:58=11-0 | ○ | Krivtsov, Pavel |