※本記事は日本レスリング協会公式サイトに掲載されていたものです。

準決勝でルーマニアを破り、五輪出場を決めた磯川
磯川は1回戦から3連勝して準決勝へ進出。今年の欧州選手権10位のアドリアン・レコレアン(ルーマニア)との五輪出場枠をかけた闘いを2-0で制した。決勝は2011年欧州選手権3位のニコライ・セバン(モルドバ)にフォールで敗れ、2位に終わった。
現在の階級区分になってから、この階級では初の五輪出場。男子フリースタイルで90kgを超える階級の五輪出場は、1996年アトランタ五輪90kg級の川合達夫以来。95kgを超える階級となると、五輪予選が最初に導入された1992年バルセロナ五輪の100kg級と130kg級に中西学、本田多聞が出場して以来となる。
フリースタイル84kg級の門間順輝(秋田市消防本部)は初戦でカナダ選手に敗れ、五輪出場枠に手が届かなかった。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子フリースタイル
【84kg級】門間順輝(秋田市消防本部) 26 選手出場
1回戦 ●[0-2(0-1, 0-1=2:06)]Jeffrey Adamson(カナダ)
《試合経過》組み手争いになって、第1ピリオドの1分45秒、門間がバックを取られて0-1。第2ピリオド、組み手争いのあと相手のタックルに対してバックを取るチャンスがあったが、持ち上げられ、落とされて、審判はカナダのポイント。チャレンジ(ビデオチェック要求)で0-0に戻り、クリンチへ。赤のカナダが自分のボール(攻撃権)を引き当て、門間はクリンチから場外に出された。
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【96kg級】磯川孝生(徳山大) 2位=21選手出場
決 勝 ●[フォール1P=1:07 (F3-5)]Nicolai Ceban (モルドバ)
《試合経過》試合開始直後、磯川は昨年の欧州3位の相手を横捨て身のような技で落として一気に3点。しかし再開後、相手の右の一本背負いで投げられ、そのままでフォール負けとなった
準決勝 ○[2-0(4-0,1-0)]Adrian Recorean(ルーマニア)
《試合経過》磯川はプレッシャーのレスリングとがぶりによる攻撃を35歳のベテラン相手にうまく使い、オリンピックの切符を獲得した。第1ピリオド、ゾーンに入って相手のバックを取って、それからローリングで一気に3-0。ルーマニアのチャレンジ(ビデオチェック要求)は却下されて1点が入り4-0。第2ピリオド、がぶりから落としたりして相手をばてさせ、中盤に押し出して1-0。貴重な1点を守り切った。
3回戦 ○[2-1(2B-2,0-1=2:06,1-0=2:02)]William Harth(ドイツ)
《試合経過》磯川が粘り強いレスリングを続けた。もつれてポイントを取られたが、その前に磯川の2点があるとチャレンジ(ビデオチェック要求)し、認められてスコアは2-1ア。最後に1点を許したが、ビッグ・ポイントのある磯川がこのピリオドを先取。第2ピリオドは0-0のあと、クリンチから取られた。
第3ピリオドも0-0でクリンチ勝負へ。ボールは磯川の赤が出て攻撃。相手をすぐに倒して、準決勝進出を決めた。
2回戦 ○[2-1(1-0=2:12,0-1=2:02,1-0=2:05)]Leon Gregory Rattigan(英国)
《試合経過》組んでからの押し合い戦になって、3ピリオドともにクリンチでの勝負へ。第1ピリオドは英国の攻撃権だったが、磯川がカウンターで場外に出した。第2ピリオドのクリンチはまた相手の攻撃で、これはすぐ場外に出してピリオドスコアは1-1。
第3ピリオドは磯川の攻撃権。しっかりと送り出して勝利を決めた。
1回戦 ○[2-0(TF6-0=1:25,4-00)]Angula matheus Shikongo(ナンビア)
《試合経過》磯川が積極的に攻め、がぶりからえび固めを取ってフォールの状態へ。前崩し、バック、アンクルホールドなどで1分25秒に6-0のテクニカルフォール。第2ピリオドは、プレッシャーをかけるレスリングを続け、前に崩したり、バックに回ったりして、アフリカ選手権3位の選手を退けた。