2016.12.23

【2016年全日本選手権・第2日/特集】健闘選手の声(女子)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

(文=増渕由気子、布施鋼治、渋谷淳、岡野春希)


 ■女子48kg級・五十嵐未帆(至学館大=世界ジュニア女王、加賀田葵夏に敗れて決勝進出ならず)「情けない。決勝に上がるチャンスだと思って挑んだが、突っ込むタックル以外の技ができなかった。(相手は)4月に対戦して勝った選手。研究されていた。技のレパートリーを増やし、筋力トレーニングに励みたい。来年は、全日本の試合で勝てるようにメンタル面でもパワーアップしたいです」


 ■女子48kg級 加賀田葵夏(青山学院大=前全日本女王を倒して初の決勝進出も2位)「全日本の2番になったけれども、1回戦で当たる組み合わせだったら初戦敗退だった、という気持ちがある。2番になれたという気持ちはない。入江さんは優勝もする選手で、そんな選手に勝ったのはよかったことだと思うけど、やっぱり何回も須崎さんとやって、点数も獲れなくて負けたので、2番でもあまりうれしくないです。今までは自分から仕掛けないと焦っていたけど、(相手は)うまい選手なので第1ピリオドは様子を見ました。試合の組み立てでは成長したのかな。次は1回戦で当たっても勝てるように強くなりたいです」


 ■女子75㎏級準優勝 古市雅子(日大=正式に階級をアップ。鈴木博恵に敗れて2位へ)「鈴木選手にタックルで入ることはできたけど、全て切られてしまった。自分がどのくらいできるのかと思ったけど、決勝では一度も点数をとれなかった。ポイントを取れるようにしたい。75㎏級でも取り切るパワーとスタミナがほしい。自分にはまだそれがないと思う。69㎏級と比べると、75㎏級は単純に力が違う。今後は75㎏級で闘っていくつもり。でも、現時点では体重が足りない。いまの体重は72㎏。この階級は足りていない人が多いと思いますよ」