世界レスリング連盟(UWW)は、ミハイル・マミアシビリ副会長が、同職を辞任したことを明らかにした。UWW理事の多くから促されての決断だという。
ロシア・レスリング連盟の会長でもあるマミアシビリ氏は、欧州連合(EU)によるウクライナ関連の制裁対象リストに加えられていた。同氏は、それが連盟に及ぼす影響を考慮し、辞任を求める理事会メンバーの要請を受け入れた。
ロシアとウクライナの紛争が長期化しており、それによるEUの制裁として、様々なデジタルサービスプロバイダーの利用制限など連盟の運営に支障をきたす事態が相次いでいたという。
UWWは、理事会の要請を受け入れたマミアシビリ氏の判断を「自身の立場が連盟にもたらすリスクを理解していた」と評価している。国際チェス連盟でも、アルカディ・ドヴォルコヴィチ会長(ロシア)がEUの制裁対象となったことを受け、「組織にリスクを及ぼしたくない」として会長職から退いていることも報じ、同様の例としている。
空席となった副会長については、UWWの規約に従って対応がなされる予定。連盟の運営は通常通り継続されている。