今年3月11日既報の通り(クリック)、2024年10月にアルバニアで行われた非オリンピック階級の世界選手権・男子フリースタイル79kg級を制したアブタンディル・ケンチャーゼ(ジョージア)が禁止薬物で陽性反応を示した。国際検査機関(ITA)に異議申し立てをしなかったことを受け、世界レスリング連盟(UWW)は同選手の優勝を剥奪した。
それにより、国別対抗得点で2位だった日本が優勝へ繰り上がったことが正式に決まり、日本レスリング協会に通達があった。7月下旬にアゼルバイジャンで行われるU17世界選手権で2位のトロフィーを返還し、優勝トロフィーを受け取る予定。
国別対抗得点は当初、ジョージアと日本が55点をマーク。ともに「金1・銀1・5位1」と内容も変わらなかったが、それぞれが国別対抗得点(10位まで)を取れなかった階級(ジョージアは61kg級、日本は92kg級)の順位により、ジョージアが1位、日本が2位となった。
ケンチャーゼの優勝剥奪により、ジョージアの得点は「30点」に後退。79kg級で5位だった髙橋海大(日体大=現ALSOK)が3位に繰り上がり、日本の得点は5点が加わって「60点」へ。3位だったイランも5点、米国も2点、それぞれ加わったが、日本には及ばなかった。
日本の2位は、1967年大会(インド)以来、57年ぶりの最高タイだったが、今回の順位繰り上げにより、非オリンピック階級の大会とはいえ史上初の“団体世界一”に輝いた。
なお、5位から3位に繰り上がった髙橋海大の銅メダル授与については、現段階で何も連絡がないという。
《2024年世界選手権・男子フリースタイル国別対抗得点》
[1]日本 60点、[2]イラン 46点、[3]米国 36点、[4]カザフスタン 33点、[5]モンゴル 31点、[6]ジョージア 30点、[7]スロバキア 30点、[8]トルコ 20点(6・7位は上位選手の数による)
※当初の順位は[1]ジョージア 55点、[2]日本 55点、[3]イラン 41点、[4]米国 34点、[5]カザフスタン 31点、[6]モンゴル 31点、[7]スロバキア 30点、[8]トルコ 20点(1・2位、5・6位は上位選手の数による)