2026年東日本学生リーグ戦は6月16日(火)~18日(木)に東京・駒沢体育館で行われ、昨年、2年連続11度目の優勝を達成した山梨学院大が3連覇を目指す。今年は創部50周年の記念の年。リーグ戦で勝って1年間の上昇ムードをつくりたいところ。2年連続2位の日体大が巻き返すか。重量級の層が厚い日大が躍進するか。
試合システムは、昨年から採用された方式で実施。一部リーグは、6大学ずつに分かれて総当たりの予選リーグを実施し、各組1位と2位が最終日にファイナル・ステージに進出。A組1位-B組2位、A組2位-B組1位で準決勝を行い、勝者同士が決勝、敗者同士が3位決定戦を行う。予選3~6位の大学は、反対リーグの同順位の大学と順位決定戦を行う。
二部リーグは、今年の場合は5大学と6大学・チームに分かれて実施。1位同士が決勝、2位同士が3位決定戦…を行い、15位までの順位を決める。
最終日の決勝は、昨年に続いてスポットライトの中で選手が入場。プロレスング・ノアほか、多くの団体でリング・アナを務めた味方冬樹氏が昨年の全日本大学グレコローマン選手権に続いて選手のコールを担当し、会場を盛り上げる。「昨年以上に盛り上げたい」(主催者)という(下記は、駒沢体育館の決勝戦の会場図)。
各リーグの見どころをさぐった。(エントリーによる予想で、直前の負傷等は勘案しておりません)
《大会サイト》 《大会パンフレット》 《各日スケジュール》
《対戦表》《会場図》=決勝戦は上記
《参加大学・エントリー選手》=山梨学院大、中大、育英大、拓大、専大、神奈川大
3連覇を目指す山梨学院大は、57kg級の勝目大翔主将、65kg級の須田宝、86kg級の増田大将の大学王者や学生王者を中心に戦力をキープ。125kg級に起用が予想されるカザフスタンからの留学生、カラベック・アリスタンの実力は未知数だが、戦力として活躍すれば、優勝の可能性は高まる。
中大は、全日本選抜選手権61kg級3位の佐々木力人、U23全日本選手権86kg級優勝の淺野稜悟を中心に臨む。昨年のインターハイ80kg級優勝の花盛奏太(兵庫・猪名川高卒)、同60kg級2位の戸邉昇輝(埼玉・花咲徳栄高卒)の加入がチームを活気づけているか。
育英大は125kg級にバドバヤル・ナムバルダグワが健在。全日本学生選手権70kg級3位の加成京介主将を中心にファイナルステージ進出を目指したい。グレコローマンの選手が出場するケースも多くありそうで、フリースタイルでどこまでやれるか。
拓大もグレコローマンの強豪が目立つので、フリースタイルでどこまで実力を発揮できるかが課題。全日本大学選手権57kg級2位の菊地優太主将を中心に、最低でも予選リーグ2位を目指したい。
《参加大学・エントリー選手》=日体大、日大、早大、国士舘大、東洋大、明大
3年ぶりの優勝を目指す日体大は、4年生だけでも高校時代にインターハイ王者に輝いた選手が3人(65kg級=西内悠人、70kg級=細川周、86kg級=神谷龍之介)。全体でも7人いて、潜在能力は十分。培ってきた実力を出し切るかが鍵となろう。
日大は4月のJOCジュニアオリンピックU20優勝選手が3人いるメンバー(74kg級=吉田アリヤ、97kg級=リボウィッツ和青、125kg級=藤田宝星)。97kg級が実施されないのは痛いが、61kg級には全日本選抜選手権57kg級優勝の永井陸人がいて、日体大の牙城に迫る勢い。
ガレダキ敬一がアジア選手権79kg級を制した早大は、ガレダギと92kg級の金沢空大が世界選手権の代表権を獲得。2人の日本代表選手を中心に最低でも予選リーグ2位を目指す。57・61kg級に選手がいないハンディを乗り越えられるか。
《参加大学・エントリー選手》慶大、立大、大東大、東海大、東北学院大
慶大は昨年、1~3年生のメンバーで優勝を果たした。86kg級の岡澤ナツラが世界選手権代表になるなど戦力に厚みが増し、61kg級に加入した菅原大志(神奈川・慶應義塾高卒)がJOCジュニアオリンピックU20で3位に入賞。即戦力としての活躍が期待される。2年連続優勝だけでなく、入替え戦で勝って一部リーグ昇格が目に見えている。
インターハイ3位の実績を持つ平岡大河主将率いる立大、かつて一部の常連校で復帰を目指す大東大が、慶大の牙城に迫れるか。
《参加大学・エントリー選手》青山学院大、法大、防大、東農大、東大、学連選抜(国際武道大、国際基督教大)
昨年リーグ2位だった青山学院大は、新人の加入がなく、5階級での参加となるので厳しい闘いが予想される。法大がグレコローマンで全日本選手権87kg級3位の矢作元貴を中心としたメンバーで、一気に決勝進出を果たすか。
部員数の多い防大、インターハイ71kg級3位の濱本侑太郎(静岡・飛龍高卒)が加入して活気づく東農大が、一気にリーグ優勝に浮上するか。