2026.05.28NEW

【2026年明治杯全日本選抜選手権・特集】優勝選手・プレーオフ勝者の声(男子フリースタイル57~70kg級)

お知らせ
PIN FALL__kotograph__に写真集が掲載されています。本サイトに掲載されている写真と動画は、提供写真を含め、著作権法で保護されています。

 

(2026年5月21~24日、東京・駒沢体育館/
取材=布施鋼治、植村晧大、安藤香穂、吉田さとみ、樋口郁夫)


 ■57kg級優勝・永井陸斗(日大=決勝で昨年の学生王者を破ったが、プレーオフで敗れる)「(プレーオフは)最初に8-0にもっていけたのですが、(決勝に続く試合で)体力がなくなっていたので、急いでしまいました。あと2点となって、取れない場面だったのに急いで取りにいってしまい、すべてかわされてカウンターを受けてしまった。そのあたりが今後の課題です。(スタミナが不足?)減量があったことと、試合が続いたこともありました。優勝自体はうれしいことですけど、世界につながる勝ちではなかったので…。もう一度、自分のレスリングを見直したい」


 ■57kg級プレーオフ勝利・小川大和(日体大=2回戦で敗れたが、プレーオフで永井陸人を破る)「プレーオフで勝つことができてよかったです。プレーオフに行かず、本戦で優勝して決めたいところだったのですが、一度負けて落ちたメンタルからここまでできたのは、いい経験になったと思う。(一度は0-8となったが)天皇杯で優勝していても、いつもチャレンジャーということを意識しています。どんな状況でも絶対に勝ってやるという強い気持ちを持って闘い、だんだん点差が縮まって自分の流れに持っていけました。

 (2回戦で負けたあと)周りの人から声をかけてもらい、支えてくれた人たちに結果で恩返ししたいと思いました。一番は同期の吉田泰造が優勝して、僕に勇気を与えてくれたこと。感謝の気持ちでいっぱいです。アジア大会と世界選手権は、今回の試合内容ではまだまだ、と思っています。課題をしっかり練習し、優勝できるように頑張ります。自分のアタックでしっかり点数が取れてない面があった。自分からアタックして点数につなげられるようにしたい」


 ■61kg級優勝・樋口黎(ミキハウス=決勝で勝ちながら、プレーオフで棄権)「腰のケガと、12月のロサンゼルス・オリンピックの予選(全日本選手権)は57kg級に出る予定で、これからの半年間、57kgに向けて体を作っていくことを優先するので、プレーオフは棄権(世界選手権には出場しない)の判断を下しました。今大会は足踏みタックルであったり、組み手でも圧力をかけることができて、よかったかなと思います。もう少しポイントを取り切りたい部分があったので、反省点とよかった点が混在しているかなという感じです。

 久しぶりの試合で、すごくワクワクして緊張もしましたが、あまりプレッシャーを感じる方ではないので、楽しかった。番狂わせを期待した方もいらっしゃると思いますが、勝っても負けてもオリンピック金メダリストという事実はゆるがないので、開き直って、楽しんでレスリングができたと思います。日本の男子レスリング史上でオリンピック連覇を達成した人は1人しかいない。日本のレスリングの歴史で最も強かった選手になりたいと思っています。『日本のレスリング史上、一番強かったのは樋口黎だね』と言われる存在になれるよう、オリンピック連覇を達成したいです」


 ■61kg級プレーオフ勝者・長谷川敏裕(三恵海運=決勝で敗れながらプレーオフは不戦勝、世界選手権出場切符を得る)「組み合わせが決まった時点で、決勝は樋口選手との闘いになると想定していました。最近、練習することがなかったので、最近の樋口選手については分からなかった。世界選手権は優勝したい。ただ、今回は試合前に左足首を捻挫してしまったので、まずはそこを治したい。回復に時間がかかるかもしれないけど、とりあえず今できることをやっていきたい。(今年の最終的な目標は)12月の天皇杯に向け頑張っていこうと思っています」


 ■65kg級優勝・清岡幸大郎(カクシングループ=昨年の決勝の相手の田南部魁星を破って優勝)「ホッとしたというのが素直な気持ちです。1年前と同じ決勝の組み合わせになって、お互いに意識していたところもあると思います。去年は、ともにケガをしていて、お互いに不完全燃焼なところもあった。頭の中で田南部選手の闘いをイメージして、どうやって勝つか、しっかり戦略を練って臨みました。内容を振り返ってみて、冷静に闘えていたのではないかな、と思います。

 アジア大会は、親族や会社の方々など、ふだん海外の試合にまでは来られない方々に自分の闘っている姿を見せられるチャンスだと思っています。オリンピックの時と同様に、最高の結果を見てもらえるよう頑張りたい。挑戦者の気持ちをいつも持ち、強くなっていくことを考えて、目の前の一つ一つの大会でしっかり結果を残していきたい。楽しみながら、より探求心を持ってレスリングに真摯に向き合っていきたいと思います」


 ■70kg級優勝&プレーオフ勝利・冨山悠真(自衛隊=決勝、プレーオフとも成國の負傷棄権で勝ち、世界選手権の代表へ)「不戦勝という形にはなりましたが、4月から自衛隊で練習させていただいて、優勝という形で結果を出せてホッとしています。試合開始の30分前くらいに相手が棄権することを知りました。(相手は)返しがうまい選手なので、でそこをしっかり対応しようと意識していました。

 自分はまだ日本チャンピオンの実力は全然ないと思っています。周りの方もそう思っているでしょう。ただ、日本代表として世界選手権に出る以上、しっかり練習していい結果を出せるように頑張っていきたいです。自衛隊では、(乙黒)拓斗コーチは的確なアドバイスをしてくれますし、保坂(健)コーチ、米満(達弘)コーチもトレーニングからしっかり見てくれ、本当にいい環境だと思っています。あとは自分が強くなるだけ。この環境の中でやれば強くなると思います」