2026.05.10NEW

【5.21~24明治杯全日本選抜選手権・展望(2)】大会最多のV9へ挑む奈良勇太(警視庁)…男子グレコローマン130kg級

 今年のアジア大会(9月30日~10月3日、名古屋市)と世界選手権(10月24日~11月1日、バーレーン)の代表選考を兼ねた2026年明治杯全日本選抜選手権は5月21日(木)~24日(日)に東京・駒沢体育館で行われる。

 昨年12月の全日本選手権の優勝選手が勝ち抜けば代表権を獲得。別の選手が優勝した場合は、決勝戦のあとプレーオフが行われ、勝者が代表権を獲得する。各階級の見どころを探った。組み合わせ抽選は、全階級とも5月20日に行われる。

《スケジュール》=試合開始は午前9時30分  《入場チケット購入サイト》


男子グレコローマン130kg級・展望(5月21~22日)

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等は勘案しておりません。大会要項では「シード選手は抽選時に発表」となっていますが、7日の選手発表の際にシード順も発表されていますので、そのシード順での予想です。

▲全日本選抜選手権の最多優勝記録がかかる奈良勇太(警視庁)=撮影・矢吹建夫

 階級を上げ、第一人者の地位を奪った奈良勇太(警視庁=第1シード)が、この階級での3連覇を目指す。通算9度目の優勝となり、これは大学時代の恩師でもある松本慎吾ら3選手の記録を抜けて単独1位となる。

 対抗は全日本選手権2位の小畑詩音(新日本プロレス職=第2シード)、同3位の奥村総太(自衛隊=第3シード)。最近、三者による優勝争いが繰り返されており、手の内を十分に知り尽くしている。たったひとつのきっかけで勝敗が変わることが予想される。

 組み合わせは小畑と奥村が準決勝で対戦し、勝った選手が奈良と対戦になるので、奈良が有利な位置にいる。 

 全日本選手権3位の山田康瑛(岐阜県協会=第4シード)、U23世界選手権代表の岩澤歩(宮崎・宮崎工高教)、JOCジュニアオリンピックカップU20-130kg級2連覇の三宅紘誠(九州共立大)らが、3強から殊勲を挙げられるか。

【2025年全日本選手権ファイナル成績】トーナメント表
 ▼決勝
奈良勇太(警視庁)○[6-1]●小畑詩音(新日本プロレス職)
 ▼3位決定戦
山田康瑛(岐阜県協会)○[VSU、2:16=9-0]●岩澤歩(日体大)
奥村総太(自衛隊)○[VSU、1:47=8-0]●三宅紘誠(九州共立大)

《明治杯全日本選抜選手権・歴代優勝選手》=レスリング・スピリッツ調べ
男子フリースタイル男子グレコローマン女子


エントリー選手(9選手=出場者の最終確定は5月14日)

※シード選手以外は、アイウエオ順。

《2025年世界選手権出場/2025年全日本選手権優勝》
第1シード:奈良勇太(なら・ゆうた=警視庁)
1996年3月7日生まれ、30歳。東京都出身。埼玉・花咲徳栄高校~日体大卒。2026年アジア選手権5位
《2025年全日本選手権2位》
第2シード:小畑詩音(おばた・しおん=新日本プロレス職)
2001年8月4日生まれ、24歳。宮城県出身。宮城・柴田高~日体大卒。2025年全日本選抜選手権3位
《2025年全日本選手権3位》
第3シード:奥村総太(おくむら・そうた=自衛隊)
2000年11月19日生まれ、25歳。滋賀県出身。滋賀・栗東高~拓大卒。2025年国民スポーツ大会優勝
《2025年全日本選手権3位》
第4シード:山田康瑛(やまだ・こうえい=岐阜県協会)
2002年5月21日生まれ、24歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高~山梨学院大卒。2025年全日本社会人選手権優勝
乾志音(いぬい・しおん=専大)
2006年9月8日、19歳。茨城県出身。茨城・土浦日大高卒。2026年JOCジュニアオリンピックカップU20-130kg級3位
岩﨑和志(いわさき・かずし=中大)
2005年5月11日生まれ、21歳。東京都出身。神奈川・磯子工高卒。2025年全日本大学グレコローマン選手権3位
岩澤歩(いわさわ・あゆむ=宮崎・宮崎工高教)
2003年4月29日生まれ、23歳。宮崎県出身。宮崎・宮崎工高~日体大卒。2025年全日本選手権5位
春風飛翼(はるかぜ・つばさ=周南公立大)
2005年1月18日生まれ、21歳。兵庫県出身。兵庫・神戸高塚高卒。2026年U23全日本選手権3位
三宅紘誠(みやけ・こうせい=九州共立大)
2007年2月25日生まれ、19歳。徳島県出身。徳島・池田高卒。2026年JOCジュニアオリンピックU20-130kg級優勝