2025.09.11

9月14日(日)~15日(祝)に第4回「栄和人杯 集まれ! 未来のメダリスト」

 9月14日(日)~15日(祝)に、昨年までの愛知県武道館から大府市・メディアス体育館おおぶ(大府市民体育館)に場所を変えて第4回「栄和人杯 集まれ! 未来のメダリスト」大会が行われ、14都府県から37クラブ311選手が参加する。地元の愛知県からは、至学館クラブの36選手を筆頭に10クラブ136選手が参加、三重県からも7クラブ69選手のエントリーがあった。

 実施されるのは、幼年・小学生・中学生の個人戦(第1日)と小学生の団体戦(最終日)。小学生は団体戦を実施することで、少しでも多くの試合を経験してもらい、チームの結束を強めてもらうことが目的。最終日の団体戦終了後は、希望チームによる合同練習会を実施し、強化と他チームとの交流の促進をはかる。

《進行スケジュール》 《パンフレット》

組み合わせ 団体戦 幼年 小学1・2年 小学3・4年
小学5・6年 小学5・6年女子 中学 中学女子

 至学館大で指導を続け、今夏からモンゴルの総監督に就任委した栄和人氏が、レスリングの普及を目的に、愛知県教育・スポーツ振興財団の主催のもと、2022年にスタート。豊富な人脈を持つ同氏だけに、年々協賛企業が増え、今大会は33の協賛企業が集まった。そのおかげで、参加料は2,000円(団体戦は5,000円)。インバウンドの影響で宿泊費が高騰し、遠征の経費増大もばかにならない各チームの代表・保護者に対して良心的な値段にすることができた。

 これまでに愛知県の大村秀章知事が駆けつけて開会式であいつしたり、吉田沙保里さん金城梨紗子さん教え子のオリンピック金メダリストの姿も見られ、選手を激励。この大会を「栄和人杯」と命名した愛知県教育・スポーツ振興財団の岡本範重理事長は「栄和人氏の尽力で愛知県はレスリング王国となった。2019年から県のスポーツアドバイザーとして財団に在籍してもらい、レスリング教室やスポーツ教室にアドバイスをいただいている。この大会から将来、オリンピックなどで活躍する選手が出てほしい」と説明している(デイリー新潮=2022年9月27日)。

 今年3月に至学館大の監督を退任し、モンゴル・レスリングの復活を手がけた同氏だが、日本のレスリング界から去るわけではない。まず地元を中心としたキッズ選手を育て、大会名でもある「未来のメダリスト」を輩出するために尽力を続ける。

▲昨年の大会