2025年世界選手権(9月、クロアチア)の代表選考を兼ねた2025年明治杯全日本選抜選手権は、6月19日(木)~22日(日)に東京体育館で行われる。昨年12月の天皇杯全日本選手権の優勝選手が勝てば世界選手権の代表に決定、別の選手が勝てば、両選手によって当日、プレーオフが行われ、勝者が代表となる。各階級の見どころをさぐった。《大会日程》
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
2年連続で全日本王者に輝いた神谷龍之介(日体大)が勝ち抜いて世界選手権代表を決めるか。2月のUWWランキング大会(アルバニア)は初戦敗退、3月のアジア選手権(ヨルダン)は8位と今ひとつだったので、国内でしっかり勝って立て直したい。
3月のU23全日本選手権で神谷を破って優勝した高原崇陽(専大)は、進学後、初のビッグタイトルを獲得。同世界選手権(10月、セルビア)出場へ向けて、シニアでも結果を出しておきたいところ。
昨年の全日本学生選手権を制したガレダギ敬一(早大)も、JOCジュニアオリンピックU20-79kg級を制して同世界選手権(8月、ブルガリア)出場を決めている。世界への飛躍の足がかりとなる内容と結果を残したい。
昨年のインターハイで、慶応義塾高選手として64年ぶりの優勝を果たした岡澤ナツラ(慶大)が、どこまで上位へ食い込めるか。
【2024年全日本選手権ファイナル成績】
▼決勝
神谷龍之介(日体大)○[4-4]●吉田隆起(自衛隊)
▼3位決定戦
高原崇陽(専大)○[5-0]●阿部宏隆(水戸市スポーツ少年団)
木下貴輪(クリナップ)○[8-5]●岡澤ナツラ(神奈川・慶應義塾高)
《明治杯全日本選抜選手権・歴代優勝選手》=レスリング・スピリッツ調べ
男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女子
※昨年12月の天皇杯全日本選手権のこの階級の3位以内の選手以外はアイウエオ順
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《2024年全日本選手権優勝》 神谷龍之介(かみや・りゅうのすけ=日体大) 2004年9月8日生まれ、20歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。2024年全日本大学選手権2位《主な成績》 |
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《2024年全日本選手権3位》 高原崇陽(たかはら・すばる=専大) 2003年7月17日生まれ、21歳。岐阜県出身。岐阜・高山西高卒。2025年U23全日本選手権優勝《主な成績》 |
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阿部宏隆(あべ・ひろたか=水戸市スポーツ少年団) 1993年11月14日生まれ、31歳。茨城県出身。茨城・鹿島学園高~国士舘大卒。2024年全国社会人オープン選手権86kg級優勝《主な成績》 |
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今井海陽(いまい・かいよう=日大) 2003年10月16日生まれ、21歳。京都府出身。京都・海洋高卒。2024年全日本学生選手権3位《主な成績》 |
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岡澤ナツラ(おかざわ・なつら=慶大) 2006年7月18日生まれ、18歳。神奈川・慶應義塾高卒。茨城県出身。2024インターハイ80kg級優勝《主な成績》 |
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ガレダギ敬一 (がれだぎ・けいわん、 Gharehdaghi, Keyvan=早大) 2006年1月15日生まれ、19歳。東京都出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。2024年全日本学生選手権優勝《主な成績》 |
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北村公平(きたむら・こうへい=京都・京都八幡高教) 1991年7月21日生まれ、33歳。京都府出身。京都・京都八幡高~早大卒。2024年全国社会人オープン選手権優勝《主な成績》 |
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城所拓馬(きどころ・たくま=国士舘大) 2003年7月10日生まれ、21歳。群馬県出身。群馬・市立太田高卒。2024年全日本大学選手権3位《主な成績》 |
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松尾直哉(まつお・なおや=国士舘大) 2004年8月11日生まれ、20歳。福岡県出身。福岡・小倉商高卒。2024年全日本学生選手権3位《主な成績》 |