2025.05.25NEW

学生レスリングのイメージが変わる!…かつてないショーアップが予定される東日本学生リーグ戦最終日(5月28日)

 学生レスリングのイメージが変わる! 5月28日(水)、東京・駒沢屋内競技場へ足を運び、歴史の証人になろう!

 5月26日(月)から東京・駒沢屋内球技場で行われる2025年東日本学生リーグ戦の最終日(28日)、東日本学生レスリング連盟(吉本収会長)は、従来の学生レスリングのイメージを覆すべく数々の“仕掛け”で大会を盛り上げることを宣言。レスリングのメジャー化へ向けて、大きな一歩を踏み出す覚悟を示した。

 オリンピックで金メダルを量産するレスリングだが、世間一般のイメージは、一語で言い表すなら「地味」。オリンピック以外でマスコミの寵児(ちょうじ=世にもてはやされる)になったことはない。レスリング界がオリンピックの勝利にだけ目がいき、人気獲得を目指す努力が置き去りにされていた面があったのは事実だ。

 昨年夏、パリ・オリンピックの代表選手が立ち上がり、自発的にサイン会を実施(関連記事)。多くの人たちと接してレスリングの知名度を上げる努力をするなど、選手から人気獲得へ向けて動き出したことは記憶に新しい。もう、「強いけれど人気がない」という評判に選手が甘んじる時代ではない。

 サイン会の発起人の一人だった高谷大地選手(自衛隊)は、今年2月に米国でのプロ・イベントに出場し、満員の観客が熱狂する中で試合をやることの喜びを痛感。帰国直後に講師として参加した東日本学生連盟の研修会で吉本会長らへ話すと(関連記事)、これまで数々の新企画を実行してきた同会長が共鳴し、ショーアップした舞台でのリーグ戦を計画。ネット中継を担当しているゴールドキッズの成國晶子代表がすぐにとびつき、今回の企画を考案した。

将来は米国のプロ大会にも負けない大会運営を目指す

 決勝戦出場選手および監督、コーチは、入場口エリアのライトを落とした中、レッドカーペットの上、スモークの中から、プロのDJ(ディスクジョッキー)の紹介に乗って入場して臨場感を高める。試合ごとに選手と経歴を紹介し、試合中も音楽を流して会場を高揚させる。

 昨年までは、マット位置の関係もあって闘うチームの応援団が横並びで応援していたが、決勝はマットを移動し、観客席の対面に座らせて対決ムードを高めるという。

 DJは、プロとして活動しているLuciilaルシラが担当。青山学院大レスリング部OBで、成國代表の長男・成國大志(2022年世界王者)の大学時代の1年先輩。レスリングを盛り上げるため“ボランティア料金”で引き受け、マイクを握ることになった

 ロックコンサートでのマイクパフォーマンスのプロだけに(下動画)、両チームの応援団を盛り上げ、会場に熱狂を引き起こしてくれることだろう。

 
 
 
 
 
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DJ LUCIlLA ルシラ(@dj_lucilla_4649)がシェアした投稿

 吉本会長は「ぶっつけ本番なので、どこまでうまくいくか分かりませんが…」と不安を口にする一方、「将来は米国のプロ・イベントにも負けない大会運営を目指したい」と力を入れる。初めての試み、ましてリハーサルなしなら、すべてがうまくいかなくて当然。うまくいかないことがあれば、来年以降の課題とすればいいだけ。踏み出すことが大事なのであり、踏み出せば、その一歩が道となる。

 迷うことなく踏み切った東日本学生レスリング連盟のチャレンジ。多くの人の共感・共鳴があればこそ、将来へつながる。レスリング界の新たな道を切り開くため、5月28日(水)午後3時45分(予定)、駒沢屋内球技場で真っ赤に燃えよう!(入場シーン・試合は、SNSでの拡散歓迎とのこと。東日本学生レスリング連盟の革新的な取り組みとして、できるだけ多くの人にアピールください)

(↓入場シーンのイメージ)