2017.04.03

【重要】男子フリースタイルと女子のルールを一部修正…4・22~23JOC杯から実施

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 世界レスリング連盟(UWW)は男子フリースタイルと女子のルールの修正を決め、各国に通達した。日本協会では、4月22日(土)~23日(日)に神奈川・横浜文化体育館で行われるJOCジュニアオリンピックカップから採用する予定。

 修正ルールは、これまで微妙に違っていた男子フリースタイル・女子と男子グレコローマンのポイントを統一した。男子フリースタイル・女子にも「5点」が加わり、コーションはすべて「2点」(逃避行為がなく場外に出た場合は1失点)、コレクトホールドも「2点」となった。

 これにより、2-0でリードしている選手が終了間際に逃げ回り、コーションを取られながらも2-1で勝つことがなくなる。新ルールでは2-2となり、コーションの数、またはラストポイントによって最後に攻めた選手の勝ちとなる。場外逃避も同じ。

 他に、アクティブタイム、インジュリータイム(けがの治療時間)、審判要請によるビデオチェック、首のホールドに修正がある。

 改正点は下記の通り。


《pdfファイル》

フリースタイル・女子レスリングのルールの変更ついて

                    審判委員会 

                                
1.フリースタイルとグレコローマンスタイルの得点を同じとする。

  *ポイント        1・2・4・5点
  *コーション      ○+2点
  *コレクトホールド   2点  

2.フリースタイルのアクティブタイムについて

  ・スタートは今まで通りだが、30秒経過したらレフリーは試合を止めずコーッションなしで1点を与える。
 
3.コレクトホールドは2点に変更する。

  ・グレコローマンと同じとする。

4.試合中に出血した場合、治療時間は最大4分間とする。

  ・4分を超えた場合は、負傷棄権扱いとする。

5.マットチャーマンがコンソルテーションを実施した場合ビデオを見ることができる。

6.首のホールドについては、厳正に対処する。