※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は男子フリースタイルと女子のルールの修正を決め、各国に通達した。日本協会では、4月22日(土)~23日(日)に神奈川・横浜文化体育館で行われるJOCジュニアオリンピックカップから採用する予定。
修正ルールは、これまで微妙に違っていた男子フリースタイル・女子と男子グレコローマンのポイントを統一した。男子フリースタイル・女子にも「5点」が加わり、コーションはすべて「2点」(逃避行為がなく場外に出た場合は1失点)、コレクトホールドも「2点」となった。
これにより、2-0でリードしている選手が終了間際に逃げ回り、コーションを取られながらも2-1で勝つことがなくなる。新ルールでは2-2となり、コーションの数、またはラストポイントによって最後に攻めた選手の勝ちとなる。場外逃避も同じ。
他に、アクティブタイム、インジュリータイム(けがの治療時間)、審判要請によるビデオチェック、首のホールドに修正がある。
改正点は下記の通り。
フリースタイル・女子レスリングのルールの変更ついて
審判委員会
1.フリースタイルとグレコローマンスタイルの得点を同じとする。
*ポイント 1・2・4・5点
*コーション ○+2点
*コレクトホールド 2点
2.フリースタイルのアクティブタイムについて
・スタートは今まで通りだが、30秒経過したらレフリーは試合を止めずコーッションなしで1点を与える。
3.コレクトホールドは2点に変更する。
・グレコローマンと同じとする。
4.試合中に出血した場合、治療時間は最大4分間とする。
・4分を超えた場合は、負傷棄権扱いとする。
5.マットチャーマンがコンソルテーションを実施した場合ビデオを見ることができる。
6.首のホールドについては、厳正に対処する。