※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2012年ロンドン・オリンピックの決勝で闘い、表彰式で肩を組むジョーダン・バローズ(米国=右)とサデフ・ゴウダルジ(イラン)=撮影・矢吹建夫
UWWは米国とイランの政治上の問題に言及することはないとしつつ、政治を超越した両国レスリング協会の協力は「レスリング界の金字塔」と主張。「レスリングは政治を超越する能力と同義語」としている。
世界の主要メディアは、UWWがイラン外務省に対して、同国でのワールドカップに米国選手の参加を許可することを求める声明を出したことを報じた。
米国のトランプ大統領はイランを含む7ヶ国の入国禁止を打ち出し、イランは対抗措置として米国人の入国拒否を検討している。米国レスリング協会はワールドカップへの参加の意思を示している。