世界チャンピオン/女子(2)…吉村祥子

 

吉村祥子(よしむら・しょうこ)=1989年世界選手権で初の世界一へ

【生年月日、出身】1968年10月14日、神奈川県出身

【身長】153cm

【所属】東京・代々木クラブ(成城大~スポーツ東急~TBC東京ビューティセンター)

【コーチ】鈴木光、村本健二、木名瀬重夫、金浜良

【スポーツ歴】水球

【レスリング歴】18年(1986年~2004年)

【全日本女子選手権成績】1987年=2位、88年=2位、89年=優勝、90年=優勝、91年=計量棄権、92年=優勝、93年=優勝、94年=優勝、95年=優勝、96年=優勝(以上44kg級)、98年=2位、2001年=優勝(以上46kg級)、02年=2位、03年=ベスト8(以上48kg級)

【世界女子選手権成績】1987年=3位、89年=優勝、90年=優勝、91年=3位、92年=2位、93年=優勝、94年=優勝、95年=優勝、96年=3位(以上44kg級)、99年=4位(46kg級)

《全成績一覧》

 1989年、清水美弥子とともに日本の女子レスラーで初めて世界一に輝いた。以後、最軽量の44kg級で日本一を続け、世界選手権には5度優勝(他に銀メダル1、銅メダル3)。浦野弥生に続いてメダリスト・ランキングの2位になている。87年に始まった世界女子選手権の出場を、第1回から96年の第9回大会まですべて出場したのは世界で吉村ただ1人。そのすべてにメダルを獲得しており、世界を代表するレスラーと言えるだろう。

 96年秋に傷めていた左ひざを手術し、しばらく戦列を離れたが、97年夏にカムバックし、アジアのチャンピオンへ。98年は日本一を逃したが2位に食い込み、衰えぬ実力を見せた。99年も世界選手権への出場し、10度出場の表彰を受けた。その後も2001年の全日本女子選手権で優勝。

 2002年はジャパンクイーンズカップ、全日本女子選手権ともに2位。2003年は3月の中国遠征で負傷して戦列を離れ、結局、2004年のアテネ・オリンピックの日本代表には届かずに、同年11月、現役を引退した。