浜田千穂(はまだ・ちほ)…2014年世界選手権で初の世界一へ
【生年月日、出身】1992年11月17日、神奈川県出身
【身長】160cm
【所属】東京・日本工大駒場高~日体大~クリナップ~キッコーマン
【コーチ】成國晶子、中根和広、松本慎吾
【レスリング歴】1992年~
【全日本選手権成績】 2008年=3位、2009年=5位、2010年=2回戦、2011年=1回戦、2012年=2位、2013年=2位(以上、55kg級)、2014年=2位(53kg級)、2015年=3位(55kg級)、2016年=2位(58kg級)
【オリンピック・世界選手権成績 】2014年=優勝(55kg級)
全国少年少女選手権で2度の優勝を経て、2006年に全国中学生選手権、アジア・カデット選手権(43kg級)などで優勝。翌年も全国中学生選手権で勝ち、2008年2月のクリッパン女子国際・カデット52kg級でも優勝を飾った。
東京・日本工大駒場高へ進み、2008年アジア・カデット選手権で2年ぶりの優勝。その後、やや低迷した時期もあったが、日体大へ進学して息を吹き返し、2011年アジア・ジュニア選手権で勝ち、全日本学生選手権では1年生チャンピオンへ。
翌2012年、アジア・ジュニア選手権で2連覇。全日本選抜選手権55kg級を制し、シニアの全国大会初優勝を遂げた。9月には世界ジュニア選手権の59kg級の代表選手が負傷辞退したため急きょ抜てきされ、1階級上ながら見事に優勝を飾った。全日本選手権2位。
2013年はワールドカップに抜てきされ、全日本選抜選手権3位、全日本選手権は2位。いずれも吉田沙保里に敗れた。この間の全日本学生選手権では3連覇達成。
2014年の階級区分変更後も55kg級で闘い、全日本選抜選手権で優勝して世界選手権代表権を獲得。その前に世界学生選手権とゴールデンGP決勝大会で優勝し、世界選手権では全試合逆転勝ちという内容で初出場初優勝を飾った。
同年12月の全日本選手権はオリンピック階級の53kg級へ階級ダウンして出場。決勝で吉田沙保里は世界チャンピオン同士の対戦となり、敗れて2位。2015年も53kg級で闘ったが結果が出ず、リオデジャネイロ・オリンピック出場の道が閉ざされた。その後、58kg級に上げ、2016年全日本選抜選手権優勝、全日本選手権は2位だった。
(2016年12月現在)