「八田一朗、今泉雄策、福田富昭、大島和子…女子レスリングの創世に尽力した人達」
文=宮澤正幸(拓大~日刊スポーツ、日本レスリング協会元広報委員長/機関誌編集長)
1985年2月、大島和子のロジャー・クーロン国際大会(フランス)出場によってスタートした日本の女子レスリング。世界最強の地位を確立した日本女子レスリングのルーツを描写。
(本文より)
12月14日 レスリング協会事務局に大島和子教諭を招き、不意打ちにシングレット提供。その前に口説いたが、本人あ然。中学生時代から講道館女子部で見ていた人物。日体大新設武道学科に進むも、ついに女子柔道競技化に間に合わず。
女子三段。説き伏せて、村田理事長、塩手満夫総務委員長も協力。次の専門委員長会議で「クレルモンフェラン女子国際大会視察員派遣の件」上程の由。そこでテレビ朝日の積極協力の件を初公表。平野信昭事務局長(中大OB ~自衛隊体育学校出身)の報告で、フランスからの案内状着信のこと。新聞にも書いてしまった。
12月19日 テレビ朝日「ビッグスポーツ」の藤井洵部長と岡部氏、宮澤打ち合わせの会。
12月21日 テレビ朝日用の企画書作成。レスリング協会は緊急記者発表。「女子に本腰でとりかかる」と。