※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
女子48kg級メダリスト。左から、2位=マリア・スタドニク=アゼルバイジャン)、優勝=登坂絵莉(日本)、3位=スン・ヤナン(孫亜楠=中国)、エリツァ・ヤンコバ=ブルガリア) 《撮影=保高幸子》
【金メダル】登坂絵莉(日本)
1993年8月30日生まれ、22歳(大会時)。2011年アジア・ジュニア選手権優勝、2012年アジア選手権3位を経て、2012年世界選手権で2位。その後、3年連続で世界一へ。 その間、2014年アジア大会でも優勝。今年2月のアジア選手権で不覚を喫して3位となったが、オリンピックで4年連続世界一を達成した。
登坂絵莉の話「(決勝の相手のスタドニクは)本当に強くて、このまま負けちゃうのかな、と思った。(逆転勝ちのシーンは)最後はどうやって入ったか覚えていない。オリンピックは世界選手権と全然違う。東京大会で連覇したい。今回初めてオリンピックのすごさを知った。東京は、もっとすごいと思う。そこに私が出たいと思いました」
《優勝までの試合結果》 決 勝 ○[3-2]Mariya Stadnik(アゼルバイジャン) 準決勝 ○[8-3]Sun Yanan(孫亜楠=中国) 3回戦 ○[11-2]Haley Ruth Augello(米国) 2回戦 ○[6-0]Zhuldyz Eshimova(カザフスタン) 1回戦 BYE |
【銀メダル】Stadnik, Mariya(マリア・スタドニク=アゼルバイジャン)
1988年6月3日生まれ、28歳。元ウクライナ国籍で、2005年世界ジュニア選手権44kg級優勝。2007年からアゼルバイジャン国籍へ。48kg級で2008・09年欧州選手権優勝、2008年北京オリンピック3位を経て2009年世界選手権優勝。その後は、小原日登美、登坂絵莉の壁に阻まれ、世界一に手が届かなかった。
【銅メダル】Sun, Yanan(スン・ヤナン、孫亜楠=中国)
1992年9月15日生まれ、23歳。2010年にアジアと世界のジュニア選手権51kg級で優勝。2012年世界選手権51kg級2位を経て、2013年世界選手権で優勝。階級区分変更で48kg級へ。2014年アジア大会2位を経て、今年2月のアジア選手権で登坂絵莉を破って優勝。オリンピックでは登坂にリベンジされた。
【銅メダル】Yankova, Elitsa(エリツァ・ヤンコバ=ブルガリア)
1994年9月18日生まれ、21歳。カデット時代に国際舞台へ登場、当初はさほどの成績ではなかったが、2013年世界ジュニア選手権で優勝。2015年欧州大会2位など実力を伸ばした。今年は欧州選手権3位のあと、オリンピック欧州予選で優勝し、リオデジャネイロのマットへ。
《決勝VTR》登坂絵莉(日本)○[3-2]Mariya Stadnik(アゼルバイジャン)
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