※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
創部2年目、日体大柏(千葉)の砂川航祐コーチの体が宙を舞った
日体大柏は、前日の初戦(2回戦)で宮崎日大(宮崎)を7-0、3回戦で北部農林(沖縄)を6-1で撃破。この日は準々決勝で東海高校大会優勝のいなべ総合学園(三重)を4-3で破り、順調に勝ち抜いた。
準決勝では、3月の全国高校選抜大会優勝の鹿屋中央(鹿児島)と対戦し、5-2で快勝。決勝の飛龍戦は、66kg級終了時点でチームスコア1-3と”王手”をかけられたが、74kg級で井筒勇人主将がテクニカルフォール勝ちして流れを呼び戻し、84kg級の白井達也がつないで3-3。最後の120kg級は、モンゴルからの留学生プレブスレン・デレゲレバヤルが快勝して4勝目を挙げた。
創部1年目で出場した昨年は、3回戦で飛龍に2-5で敗れていた。そのリベンジを、わずか1年で成し遂げ、初優勝を引き寄せた。
飛龍は、悲願の初優勝は逃したが、13年ぶりに決勝の舞台に進出。決勝では55kg級の片桐大夢が国体王者の山口海輝に投げ技3発でテクニカルフォール勝ちするなど、66kg級が終わった時点で”あと1勝”と迫ったが、及ばなかった。
3位は鹿屋中央(鹿児島)と秋田商(秋田)だった。
各試合結果は下記の通り。(文・撮影=増渕由気子)
《学校対抗戦/トーナメント表・内訳成績》
トーナメント表 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 4回戦 | 準決勝・決勝 |
◎学校対抗戦
▼決勝
日体大柏(千葉)○[4-3]●飛 龍(静岡)
▼準決勝
日体大柏(千葉)○[5-2]●鹿屋中央(鹿児島)
飛 龍(静岡)○[4-3]●秋 田 商(秋田)
▼準々決勝
鹿屋中央(鹿児島)○[6-1]●自由ヶ丘学園(東京)
日体大柏(千葉)○[4-3]●いなべ総合学園(三重)
飛 龍(静岡)○[6-1]●玉 名 工(熊本)
秋 田 商(秋田)○[4-3]●島 原(長崎)
(以下、第1日結果)