※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
全国高校選抜大会第2日は3月28日、新潟・新潟市体育館で学校対抗戦の準々決勝から決勝が行われ、昨年インターハイ3位の浦添工(沖縄)が決勝で花咲徳栄(埼玉)を4-3で下して初優勝を決めた(右写真=胴上げを受ける屋比久保監督)。
浦添工は初戦の2回戦で大和広陵(奈良)を7-0で下し、3回戦は鹿屋中央(鹿児島)に6-1。第2日の初戦となった準々決勝で田布施農工(山口)を6-1、準決勝では岐南工(岐阜)5-2でそれぞれ下した。
春夏通して初となった決勝の舞台では、初日に霞ヶ浦(茨城)を破った花咲徳栄に、50㎏級から軽量級3階級を立て続けに落として後がなくなったが、66㎏級の屋比久翔平から3階級を勝ってチームスコアをタイへ。最後は120㎏級の宮国雄太が2-1で勝利し、4-3で勝負をものにした。浦添工の中・重量級(66~120㎏級の4階級)は団体戦全勝と安定感を見せ付けた。
花咲徳栄は、この大会と夏のインターハイ合わせて5度目の決勝進出だったが、あと一歩及ばなかった。3位は岐南工(岐阜)と、花咲徳栄に準決勝で敗退した島原(長崎)が入った。
学校対抗戦終了後、個人戦の2回戦までが行われた。
団体戦の結果は下記のとおり。(文=池田安佑美)
トーナメント表 | 1回戦 | 2回戦 | 3回戦 | 準々決勝 | 準決勝・決勝 |
◎学校対抗戦(1~3回戦)
▼決勝
浦添工(沖縄)4-3花咲徳栄(埼玉)
※浦添工は初優勝)
▽50kg級
新垣●[フォール1P]○前田
▽55kg級
大城●[0-2]○中村
▽60kg級
知念●[0-2]○山田
▽66kg級
屋比久○[2-0]榎本
▽74kg級
本村○[2-0]●池沢
▽84kg級
与那覇○[2-0]●奈良
▽120kg級
宮国○[2-1]●山本
▼準決勝
浦添工(沖縄)○[5-2]●岐南工(岐阜)
花咲徳栄(埼玉)○[5-2]●島原(長崎)
▼準々決勝
浦添工(沖縄)○[6-1]●田布施農工(山口)
岐南工(岐阜)○[4-3]●育英(兵庫)
島 原(長崎)○[4-3]●中津商(岐阜)
花咲徳栄(埼玉)5-2]●日野(滋賀)