2016.07.08

全日本女子チームが新潟・十日町で合宿スタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 リオデジャネイロ・オリンピックの代表選手を含めた全日本女子チームが7月7日、新潟・十日町で合宿をスタートした。

 この日、東京は気温37度を記録し、猛暑日へ。全国的に猛暑に襲われ、十日町も昼間は蒸し暑い日となった。しかし、夕方になって陽が傾くと涼しさを感じ、条件のいい合宿初日へ。

 笹山秀雄コーチ(自衛隊)は「本当に追い込む練習としては最後の合宿。体力を鍛えるとともに、外国人対策をしっかり練りたい」と話す。外国人は日本選手のタックルやカウンター攻撃を警戒してがっちり守ってくることが予想されるので、それにどう対応するかを研究するという。

 選手は壮行会出席など練習以外のイベントが続いた。特に吉田沙保里(フリー)は日本選手団の主将としての活動もあり、大変だったことが予想されるが、「練習メニューはしっかりこなし、チームを引っ張ってくれている」という。

 学生の川井梨紗子、土性沙羅(ともに至学館大)は、若手らしく疲れを感じさせない積極的な練習を展開し、笹山コーチは「迷いもなく追い込んだいい練習をやっている」と評した。

 栄和人・強化本部長は「まだ追い込んで強化をはかる時期。しっかりやらせたい」と話し、オリンピック前最後の“虎の穴”合宿は最高に厳しい合宿にする腹積もりだ。

 合宿は13日まで。21日からは東京・味の素トレーニングセンターで行う。

(撮影=吉村祥子コーチ)

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