※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(4月1日実施、上位2選手が五輪出場枠を獲得。日本代表:斎川哲克=両毛ヤクルト販売)
昨年の世界選手権で五輪出場枠を獲得したアジアの国はなし。イランを中心に、文字通りのアジア1、2位を争う。
ここ4年間のアジアの5大会のうち、4大会をイランが制しており、だれが出てきてもイランが優勝候補だろう。残る1大会(2011年アジア選手権)はウズベキスタンが制している。2009・10年の世界選手権でも上位入賞を果たしており、この2強が抜けている状況だ。
2010年アジア大会で2位に入ったカザフスタンが続き、韓国、中国もあなどれない存在。
2007年世界選手権3位決定戦で加藤賢三を破ったレザエイ
2010年アジア大会優勝&2011年ゴールデンGP決勝大会優勝のババク・ゴルバニ(Babak Ghorbani)の線もあると思われるが、こちらが出てきても優勝候補であることは変わらない。
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3月17日にエントリーが判明し、ガセム・レザエイが出場へ。
【ウズベキスタン】
2011年アジア選手権優勝のエフゲニー・アチカロフ(Evgeny Achkalov)が有力候補・昨年の世界選手権は3回戦でエジプト選手に敗れて上位進出ならず。今年のアジア選手権で3位に入った18歳のルスラン・カミロフの出場もありうる。
【韓国】
2010年アジア大会3位&2011年アジア選手権3位の安昌建(An Chang-Gun)の出場が予想される。昨年の世界選手権は初戦でトルコに敗れたが、今年のアジア選手権でも3位入賞。アジアでは上位に食い込む力はある。
【中国】
2010年アジア選手権2位のツァイ・ニングチャオ(Zhai Ningchao)の出場が予想されるが、2010年アジア大会、2011年アジア選手権&世界選手権と上位入賞していない。昨年の世界ジュニア選手権3位のシアオ・ディ(Xiao Di)が、今年のアジア選手権で2位に躍進しているので、抜てきもありうる。
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3月17日にエントリーが判明し、ツァイ・ニングチャオが出場へ
【カザフスタン】
今年2月のヤデガー・イマム・カップ(イラン)3位のイーラン・イスカコフ(Erlan Iskakov)の出場が決まっている。主要国際大会には出場していない選手。若手選手か?