2016.04.22

【特集】南スーダンで奮闘する自衛隊員から、女子代表チームへ熱き応援メッセージ! 女子代表選手はリオでの健闘を返信

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 2011年に、20年以上の内戦を経てアフリカ大陸54番目の独立国となった南スーダン在住の「陸上自衛隊南スーダン派遣施設隊第9次要員」の隊員が、リオデジャネイロ・オリンピックの女子日本代表選手への応援ビデオレターを制作。日本選手へ熱きエールを送ってくれた。

 同施設隊は、南スーダンの独立後の安全と治安の維持、国造り支援のため活動している。国連からの要請を受けた日本政府が、国際社会の責任ある一員として派遣を決定した。日本から直線距離にして1万1300km。1年を通じて最高気温が35~40度という猛暑の中、道路整備を中心としたインフラ整備、各種施設造成、医療支援などの活動に貢献している。

 同施設隊の活動を取り上げた2012年1月のテレビ朝日のニュース番組では、「これまでの自衛隊のPKO活動の中でも最も過酷」と紹介された。

■参考サイト 《防衛省・南スーダンへの自衛隊の派遣》《防衛省・南スーダン国際平和協力業務(PKO)》

 現在、第9次要員として大阪・吹田市民レスリング教室の南條匠コーチが派遣されており、同コーチの発案で、日本女子チームへの応援の気持ちを行動で表すことになった。

 女子代表選手は、過酷な環境の中で頑張る自衛隊員からの熱き応援に対し、リオデジャネイロ・オリンピックでの健闘を誓い、ビデオレターにて返答した。

 分野は違っても、困難に立ち向かい多くの人に希望を与えることは同じ。アフリカからの熱きメッセージは、リオデジャネイロで闘う選手の大きなエネルギーとなることだろう。

(注=南スーダン派遣施設隊の収録は、女子75kg級の代表が内定する前に行われました)


《陸上自衛隊南スーダン派遣施設隊第9次要員・応援メッセージ》=6分9秒

《リオデジャネイロ・オリンピック女子代表選手 返信メッセージ》=5分31秒