※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(3月31日実施、上位2選手が五輪出場枠を獲得。日本代表:藤村義=自衛隊)
2009・10年の世界選手権でアジアの上位入賞選手がいなかった階級だが、昨年の世界選手権でイランと韓国が出場枠を獲得した。
残る最大の敵はカザフスタンとなろう。キルギスも2008年北京五輪2位の選手が健在なのであなどれない存在。中国がどうからんでくるか。
2010年アジア大会で藤村を破っているバヤクメトフ
【キルギス】
2008年北京五輪2位のカナトベク・ベガリエフ(Kanatbek Begaliev)の出場が濃厚。昨年の世界選手権は8位に入賞しており、世界トップレベルの実力はキープしている。
【中国】
2月のアジア選手権で優勝したチェン・パン(Zheng Pan)の出場か。2010年アジア大会は12位と低迷したが、昨年の世界選手権は3回戦まで進んで10位へ進出。アジア選手権優勝が自信になれば、一気に実力を伸ばしていることも考えられる。
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3月17日にエントリーが判明し、2011年アジア選手権5位のゼン・シュ(Zhen Xie)が出場
【インド】
2010年のアジア選手権と同年アジア大会でスニル・ラナー(Sunil Kumar Rana)が3位に入賞しているが、その後、ラナーを含めて同国から目立った選手はいない。上位進出は厳しいのではないか。