※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》
3月18日(金) 男子フリースタイル57・74kg級/男子グレコローマン59・85kg級/女子53・69kg級
19日(土) 男子フリースタイル65・97kg級/男子グレコローマン75・130kg級/女子58・75kg級
20日(日) 男子フリースタイル86・125kg級/男子グレコローマン66・98kg級/女子48・63kg級
《男子グレコローマン75kg級展望》
【出場枠獲得済みの国】カザフスタン、イラン
【状況】
オリンピックで優勝も狙える実力者のキム・ヒョンウ(韓国)が出場枠獲得を逃している。キムが飛びぬけている状況下で、だれが続くか。
----------------------- 出場枠獲得に最短距離のキム・ヒョンウ(韓国)
2012年ロンドン・オリンピック66kg級王者のキム・ヒョンウ(韓国=27歳)が、2013年世界選手権74kg級優勝、2014年アジア大会優勝、2015年アジア選手権優勝などずば抜けた実績を持つ。カザフスタン選手に敗れた昨年の世界選手権のあとは、11月のゴールデンGP決勝大会でも勝った。どんな組み合わせでも決勝進出の可能性が高い。
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【キルギス】
2015年アジア選手権2位のアタベク・アジスベコフ(キルギス=20歳)が出てくる。同選手権決勝でキムにフォール負けした雪辱を期す。昨年の世界選手権は11位だった。
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【中国】
2014年アジア選手権3位のヤン・ビン(中国=26歳)がエントリー。1月のパリGPで2位、、2月のハンガリーGPで優勝する実力を持っている。
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【ウズベキスタン】
ディルショド・ツルディエフ(ウズベキスタン=24歳)が2月のアジア選手権(2位)に続いて出てくる。2014年アジア大会71kg級2位のあと、75kg級で2015年アジア選手権3位など安定した実力を見せている。
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【トルクメニスタン】
2014年アジア大会71kg級3位のシェルメト・ペルマノフ(トルクメニスタン=24歳)が階級を上げて出てくる。75kg級でも、2月のアジア選手権で5位に入り実力を見せ始めた。
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【その他】
アジア選手権5位という実績の選手はいるが、組み合わせの関係での順位であり、実力で上位に進出できそうな選手はいない。
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《エントリー国》
韓国、キルギス、ウズベキスタン、中国、トルクメニスタン、カタール、インド、パレスチナ、日本