2012.03.02

【お知らせ】白血病と闘う長島和幸選手の経過報告

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 2010年アジア大会(中国)の男子フリースタイル74kg級銀メダリストで、現在、白血病と闘っている長島和幸選手(クリナップ=写真)が、造血幹細胞移植(骨髄移植)の手術を終え、回復へ向かっていることを明らかにした。

 同選手は昨秋、白血病が発覚。以後、3クールの抗がん剤投与を経て、2月14日には双子の兄・正彦さんから移植を行った。直後は、拒絶反応が見られたものの、その後、様態は安定。現在は、拒絶反応や感染症などに注意しながら、安静に過ごしているという。

 このあと移植した細胞が働き始め、正常な血液をつくるようになる良好な経過を目指す。

 闘病生活に入ったあとの12月には、その事実を公表。所属のクリナップほかが広く支援を求め、全国からカンパや寄せ書きなどの激励が寄せられた。和幸選手は、正彦さんを通じ、「多くの方々からご支援を賜り、心より感謝申し上げます。全快へ向けベストを尽くします」と、全国の支援者への謝意を示した。

 なお、現在は治療に専念したいため、「もうしばらくの間、面会を差し控えさせていただきたい」とのこと。

 クリナップの今村浩之監督は「全国からの多額のカンパが寄せられ、感謝しています。一人ひとりにお礼を申し上げねばならないところですが、振り込まれた通帳からでは連絡先が分からない方も大勢います。この場を借りて、支援してくださった方に深く御礼申し上げます。社会復帰できるまでには、まだ大変な状況が続きます。引き続きのご支援をお願いしたいと思います」と、さらなる支援を呼びかけた。


《支援カンパ金振込み口座》
 東邦銀行 四倉支店 (普)309219
 長島和幸選手支援金事務局 代表今村浩之

支援カンパを呼びかけた昨年12月1日の記事