※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(3月30日実施。上位2選手が出場枠を獲得。日本代表:松本篤史=ALSOK)
昨年の世界選手権では、男子フリースタイルで唯一アジアから出場枠を取った国がなかった階級。その中では、2009~12年の5度のアジアの大会(アジア選手権・アジア大会)すべてで優勝しているイランが優勝候補の最右翼となるだろう。
ウズベキスタンが続き、タジギスタン、韓国、カザフスタンなど、あなどれない国が続く。
2010年アジア大会決勝でリー・ヤエスン(韓国)を破ったハマル・ミルザエイ
【ウズベキスタン】
2008年北京五輪代表で、2009年世界王者のザウルベク・ソキエフ(Zaurbek Sokhiev)の出場が予想される。昨年の世界選手権は2回戦でロシア選手に敗れて上位進出を逃しているが、2010年も世界選手権2位という実力者だ。
【タジギスタン】
2004年アテネ五輪74kg級9位、2008年北京五輪2位のユサプ・アブデュサラモフ(Yusup Abdusalamov)が、34歳になった現在も元気いっぱい。今年1月のモンゴル・オープンで優勝、2月のアジア選手権3位と勢いを持っている。
【韓国】
2010年アジア大会2位の李在成(Lee Jae-Sung)は、今年のアジア選手権でも2位に入賞。昨年の世界選手権代表(初戦敗退)のユン・チャンアーク(Yoon Chan Urk)よりも実績がある。
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3月17日にエントリーが判明し、李在成が出場へ。
【カザフスタン】
2010年アジア大会3位、昨年の世界選手権10位のエルメク・バイデュアシェフ(Ermek Baiduashev)の出場が予想される。2011年アジア選手権2位のカナト・ベルディエフ(Kanat Berdiyev)の出場もありうるだろう。
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3月17日にエントリーが判明し、2010年アジア選手権2位のセミオン・セメノフ(Semyon Semyonv)が出場へ。