※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
1回戦でバック投げを決め、最高の出だしだった66kg級の下山田培(日体大)だったが…
下山田は1回戦でインド選手にテクニカルフォール勝ちしたが、2回戦で2014年アジア大会66kg級代表のアシュカト・ザンビロフ(カザフスタン)に0-6で黒星。敗者復活戦でヨン・ウォンチョル(北朝鮮)にテクニカルフォールで敗れ、3位決定戦進出を逃した。
80kg級の前田祐也(拓大)は初戦で昨年のアジア選手権71kg級優勝のラミン・ソルタンモラド・タヘリサルタング(イラン)に敗れ、敗者復活戦に回ったものの、世界選手権5位のアシュカト・ディルムカエドフ(カザフスタン)に1-4で敗れた。
75kg級の金久保武大(ALSOK)、98kg級の米平安寛(三恵海運)、130kg級の津田大健(中京学院大)は、いずれも初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
◎男子グレコローマン
【66kg級】下山田培(日体大) 8位=12選手出場
敗復戦 ●[Tフォール、1:34=0-8]JON Won Chol(北朝鮮)
《試合経過》第1ピリオド、パッシブを取られた下山田は、ローリングを防ぐことができずに4回転。一気に8点を取られてしまった。
----------------
2回戦 ●[0-6]Askhat ZHANBIROV(カザフスタン)
《試合経過》第1ピリオド、胴タックルでバックを取られた下山田。ローリング2回転を許してしまい0-6。さらにパッシブを取られてグラウンドの防御となったが、こらえた。第2ピリオド、反撃してパッシブを取ったが、グラウンドでのリフト狙いは通じず。そのままのスコアで試合終了。
----------------
1回戦 ○[Tフォール、2:38=10-0]Deepak DEEPAK(インド)
《試合経過》第1ピリオドの開始早々、下山田が組みついてバック投げを決め、4点を先制。テークダウンで2点を取り、パッシブを与えてからのグラウンドの攻撃でリフトを決め、10-0とした。
【75kg級】金久保武大(ALSOK) 12位=14選手出場
1回戦 ●[0-2]Ruslan TSAREV(キルギス)
《試合経過》第1ピリオド、最初の警告を取られた金久保だが、グラウンドはこらえる、第2ピリオド、金久保が相手の警告でグラウンドの好機をつくったが無得点。2度目の警告を取られて1失点。グラウンドのリフトはこらえたが、立ち上がってほぼ同時に場外へ。相手に1点が入り、痛恨の失点。0-2で試合終了。
※敗者復活戦へ回れず。
【80kg級】前田祐也(拓大) 8位=10選手出場
敗復戦 ●[1-4]Askhat DILMUKHAMEDOV(カザフスタン)
《試合経過》第1ピリオド、首を巻かれた前田は、通常の首投げとは反対方向へそり投げ気味に投げられて4失点。中盤すぎに場外へ出して1点を返したが、1-4のスコアで試合終了。
----------------
1回戦 ●[Tフォール、3:56=0-8]Ramin Soltanmorad TAHERISARTANG(イラン)
《試合経過》第1ピリオド、背後に回り込まれた前田はバック投げを受けて4失点。さらに投げられる。4失点は防いだが2失点で0-6。第2ピリオド、パッシブを取られ、グラウンドの防御からローリングを決められて8点差とされた。
【98kg級】米平安寛(三恵海運) 10位=12選手出場
2回戦 ●[フォール、2:02=0-4]Uzur DZHUZUPBEKOV(キルギス)
《試合経過》相手にアテンションを与えた米平だが、すきをつかれて胴タックルを受けてしまい、押さえ込まれてそのままフォールされてしまった。
※敗者復活戦へ回れず。
----------------
1回戦 BYE
【130kg級】津田大健(中京学院大) 10位=10選手出場
1回戦 ●[Tフォール、1:41=0-8]Muminjon ABDULLAEV(ウズベキスタン)
《試合経過》第1ピリオド、パッシブを取られてグラウンドの防御となった津田。バック投げを受けてしまい、ローリング2回転で0-8とされた。
※敗者復活戦へ回れず。