※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
男子グレコローマン60kg級
2011年世界選手権2位 アルマト・ケビスパエフ(カザフスタン=Almat Kebispayev)
1987年12月12日生まれ、24歳。2004年アジア・カデット選手権優勝で国際舞台にデビュー。ジュニアでは今ひとつの成績だったが、08年世界学生選手権で優勝し、盛り返す。
09年にアジア選手権2位。10年はロシアのハイレベルの国際大会「イワン・ポドブニー国際大会」で優勝し、「ハンガリー・グランプリ」で2位。9月の世界選手権で3位に入賞した。
11年はワールドカップ個人2位、アジア選手権優勝とさらに飛躍し、世界選手権で銀メダルを獲得した。
今年1月の「ベービ・エムレ国際大会」はアゼルバイジャンの2010年世界学生王者に敗れて13位。カザフスタンのこの階級は、ヌルバキト・テンギズバエフが04年アテネ五輪・08年北京五輪に連続出場し、北京五輪で3位、09年世界選手権3位と健在。オリンピアンの壁を破ってロンドン五輪のマットに立てるか。
※FILAデータベース
◎2011年世界選手権成績
決 勝 ●[2-1(0-2,4-0,5-6)]Omid Noroozi(イラン)
準決勝 ○[2-0(2-0,1-0)]Luis Ygnacio Liendo(ベネズエラ)
4回戦 ○[2-0(7-0,1-0)]Carl Anders Ekstroem(デンマーク)
3回戦 ○[2-0(4-1,1-0)]Ruslan Tyumenbaev(キルギス)
2回戦 ○[2-0(2-2,2-0)]Ivo Angelov(ブルガリア)
1回戦 BYE
◎日本選手との対戦成績
年 | 大 会 名 | 場 所 | 内 容 | 相 手 |
2011年 | カザフスタン・プレジデント・カップ | カザフスタン | ○[判定、?]● | 佐々木孝 |
2011年 | アジア選手権 | ウズベキスタン | ○[フォール、1P(F3-3)]● | 倉本一真 |
2010年 | アジア選手権 | インド | ○[2-0(6-0,3-0)]● | 倉本一真 |
2008年 | 世界学生選手権 | ギリシャ | ○[2-0(2-0,3-0)]● | 倉本一真 |
2004年 | アジア・カデット選手権 | キルギス | ○[2-0(6-0,6-0)]● | 渡辺翔太 |
![]() 倉本一真は3度闘っているが、まだ白星はなし(2010年アジア選手権) |
![]() 2011年世界選手権決勝は、オミド・ノルージ(イラン)とアジア決戦。惜しくも敗れる |