2016.01.01

全日本チームが元旦未明に新年最初の練習

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

男女3スタイルの全日本チーム約70人が12月31日深夜、東京・味の素トレーニングセンターに集合。年が変わる午前0時に、「3、2、1、ハッピー・オリンピック・イヤー!」のコールで新年を迎え、オリンピック・イヤーの幸を誓った。

 その後、高田裕司専務理事ら協会首脳の激励を受けて練習開始。約1時間半、汗を流し、新年の初練習を行った。

 高田専務理事は「これまでメダルを継承してきたレスリング協会の伝統をぜひとも守ってほしい。オリンピックの枠どりは甘くないし、枠を取ったあと、勝たなければならない。その使命感を持ってやってほしい」とあいさつ。

 オリンピックでメダルを取る選手は「決まっている」と断言。それは「努力した人」であり、「努力しない人はメダルを手にできない。死にもの狂いで枠どり、そしてメダル取りを目指してほしい」と激励した。

 富山英明常務理事は「やるしかない。伝統のある競技なので、伝統を守ってほしい。1日、1日を大切にしてほしい」と激励。栄和人強化本部長は「コーチが、『やっていればいい』という姿勢でいてはメダルは取れない。強化コーチは必死に指導するが、それ以上に、選手がメダルを取るという強い気持ちでやらなければならない」と、選手の自覚をうながした。

 チームは元旦の午前11時からも練習する。なお、福田富昭会長は諸事情によって、吉田沙保里選手(フリー)と登坂絵莉選手(至学館大)は体調不良のため、不参加だった。

選手を激励する高田裕司専務理事(左から2番目)や栄和人強化本部長(左端)ら。

深夜0時すぎ(時計)から2016年の初練習

男子期待の高谷惣亮(ALSOK=フリースタイル74kg級)

伊調馨(左=ALSOK)と川井梨紗子(至学館大)が壮絶スパーリング